「日本人被告」に不在のまま終身刑=原子力庁スパイ事件−エジプト
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070625-00000110-jij-int
【カイロ25日時事】エジプトの国家治安裁判所は25日、イスラエルのスパイとして働いた罪で、原子力庁の技術者(35)に対し、終身刑を言い渡した。また、共犯の日本人シロ・イゾ被告(45)ら外国人2人に対しても、被告不在のまま終身刑の判決を下した。国営テレビなどが伝えた。
被告逮捕時のエジプト政府の声明によれば、この技術者は香港でイゾ被告らと接触し、金と引き換えにエジプトが保有する原子炉の秘密情報などを渡したとされる。イゾ被告はイスラエル情報機関の隠れみのの民間企業に勤めていたとされているが、詳しい身元は不明。
在カイロ日本大使館はイゾ被告について、「調査したが、該当者は見つかっていない」とし、エジプト側の捜査に疑問を呈している。