カザフ下院選、大統領与党が独占 監視団「水準達せず」

http://www.asahi.com/international/update/0819/TKY200708190136.html

 中央アジアカザフスタン憲法改正に伴う繰り上げ下院選で、中央選管は19日、ナザルバエフ大統領が率いる「祖国」が、107議席のうち直接選挙で選ばれる98議席すべてを独占する暫定開票結果を出した。欧州安保協力機構(OSCE)の選挙監視団は同日、選挙が国際水準に達していなかったと発表した。

 OSCEは同国の04年下院選、05年大統領選でも「国際水準に達していない」と批判しており、今回の改憲と下院選を通じて民主化の進展を内外に印象づけようとしたナザルバエフ政権にとっては痛手だ。ロイター通信によると、OSCEは開票時の透明性が十分確保されていなかったなどと評価した。

 中央選管によると、祖国の得票は88.05%。野党の全国民社会民主党(4.62%)、「明るい道」(3.27%)などが続いたが、いずれも議席獲得に必要な最少得票率の7%を超えることができなかった。

 イタル・タス通信によると、開票結果の発表を前に、ナザルバエフ大統領は「国民は平和、安定、経済改革と繁栄という我々の路線のために票を投じた」と述べた。一方、全国民社会民主党幹部は19日、「我々は2〜3割を得票していたはずだ」と指摘した。

だれが言うことが本当か分かりませんが、選挙のやり直しとかはきっとしないんでしょうね。