「日本排除」で枠組み模索 米、温暖化対策で05年

http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070908/usa070908008.htm

 米国主導で日本など6カ国が参加して2年前に発足した地球温暖化防止の新たな枠組み「クリーン開発と気候に関するアジア太平洋パートナーシップ(APP)」の創設をめぐり、米ホワイトハウス当初「京都議定書」を重視する日本を排除する方針だったことが8日、機密指定を解除された米公文書で分かった。

 最終的には日本の激しい抗議を受け、米国は日本の参加を認めたが、文書はブッシュ政権中枢の京都議定書への根深い敵対心を露呈。来年の主要国首脳会議(洞爺湖サミット)へ向け、安倍晋三首相が温暖化対策での指導力発揮に意欲を示す中、文書で浮き彫りになった日米間の根源的なギャップは、新たな合意づくりの障害となりそうだ。

 文書は環境保護団体「グリーンピース米国」が米情報公開法で入手。05年7月25日の国務省日本部のメモによると、ホワイトハウスの環境評議会は「日本が(温室効果ガス)削減目標や京都議定書のような『反成長』型の条項を設ける」事態を懸念し、APPからの日本排除を決定した。

 国務省日本部は、国連安全保障理事会常任理事国入りを目指す日本の安保理改革案に米政府が冷淡だった経緯などを踏まえ、「日本外し」が「日米関係の弱体化」と日本側に誤解される恐れを指摘、ホワイトハウスに方針転換を求めた。

 APPをめぐる交渉に関与した日本側関係者によると、日本は当時、米国ではなくオーストラリアからAPP構想が水面下で進んでいることを知らされた

 これを受け、日本側担当者はAPP発足直前に、ホワイトハウス高官と直談判。同高官は京都議定書重視の日本を「京都族」と呼び、露骨な不信感を表明したが、最終的にブッシュ大統領の判断もあって、土壇場で日本の参加が決まったという。(共同)

「我が国は海に沈む」キリバス大統領が全10万人移住計画
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070902/1188701043
では

(ry
京都議定書に参加しない米国、オーストラリアを名指しで挙げ、「我が国は存亡の危機にひんしているのに、高い経済水準を保とうとしており、極めて利己的だ」と批判
(ry

とありましたが、『反成長』という言葉にアメリカの利己的な考えがにじみ出てる気がします。

アジア太平洋パートナーシップ(APP)は古い記事見てると、2005/07/27にいきなり発表されたようで、こんなやり取りは感じられませんが。