イラクの部族長爆殺、アル・カーイダ系組織が犯行声明

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070915-00000302-yom-int

 【カイロ=長谷川由紀】イラク西部アンバル県で13日に国際テロ組織アル・カーイダ系の武装勢力掃討で米軍に協力していたイスラムスンニ派部族のアブドルサッタール・アブリーシャ部族長が爆殺された事件で、アル・カーイダなどが樹立を一方的に宣言した「イラクイスラム国」が14日、ウェブサイト上に犯行声明を出した

 AFP通信が報じた声明は、アブリーシャ部族長を「ブッシュ(米大統領)による十字軍の犬だ」と糾弾、「異教徒と背教の指導者を暗殺した」としている。

しかしイラク情勢も全然収まりそうにないですね。結構頑張っていた人のようで。
イラク治安改善の立役者、スンニ派部族長が爆弾テロで死亡
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070913-00000215-yom-int

 【カイロ=福島利之】イラクからの報道によると、同国西部アンバル県のラマディで13日、道路脇に仕掛けられた爆弾がさく裂、車に乗っていたイスラムスンニ派部族のアブドルサッタール・アブリーシャ部族長が死亡した。

 同部族長は、駐留米軍が地元部族を取り込んで国際テロ組織アル・カーイダ系の武装勢力と戦わせ治安改善に成功させた「アンバル・モデル」の立役者。

 ブッシュ米大統領も3日、同県を電撃訪問した際に会談しており、ブッシュ政権にとって大きな痛手となる。

 スンニ派武装勢力の拠点だったアンバル県はかつて、米軍への攻撃が最も激しい地域だったが、アブリーシャ部族長が今年初めごろから、無差別テロを繰り返すアル・カーイダ系に反発する部族を取りまとめて米軍に協力。以後、米軍への攻撃は激減し、ペトレイアス司令官は10日の米議会公聴会で、同県を治安作戦の「成功例」として強調していた。