イラクの「傭兵野放し」に歯止め=米国内法による訴追法案採択−下院

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071005-00000087-jij-int

 【ワシントン5日時事】イラクの首都バグダッドで米外交官らの警護を委託されている米民間警備会社武装要員の銃撃の巻き添えで、少なくとも11人のイラク市民が死亡した9月16日の事件を受け、米下院本会議は4日、政府請負業者が海外で犯罪を起こした場合に、国内法で訴追することを定めた法案を389対30の圧倒的賛成多数で採択した。

 事件を起こしたのは国務省と契約して警護業務に当たっていた「ブラックウォーターUSA」(本社ノースカロライナ州)の要員。現行法の下では、米当局による刑事訴追の対象になっていない。イラク司法当局も訴追する権限を持っておらず、米下院は高まる批判に応え、警護請負業者という「傭兵(ようへい)」の野放しに歯止めを掛ける措置を講じた。現行法では、国防総省の委託で派遣された業者は犯罪を犯した場合に米国内法によって訴追されるが、国務省など文民官庁の業務委託者は法の枠外。法案は、米国内法に基づく訴追対象を国防総省以外の官庁との契約者にも拡大した。ブッシュ政権イラク政策の失敗を追及する民主党が主導したもので、下院通過はブッシュ大統領に新たな打撃となった。

ブラックウォーター事件、目撃者2人が惨劇を語る
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20071004/1191448824
あたりからの続報ですね。まぁ今日はあまり気力が無いので、これくらいで。