「デス妻」のせりふにフィリピンから抗議 差別発言と

http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200710140018.html

2007.10.14
Web posted at: 20:04 JST

  • AP

ロサンゼルス(AP) 米ABCテレビの人気ドラマ「デスパレートな妻たち」に対し、フィリピン人社会から抗議の声が上がっている。先月放送したエピソードのせりふにフィリピン蔑視(べっし)と取れる部分があったためで、同国閣僚らが謝罪を要求する騒ぎとなった。

問題になっているのは、9月30日に全米で流れた今期シリーズの初回。女優テリー・ハッチャーの演じるスーザンが、医師に「更年期ではないか」と告げられるシーンだ。ショックを受けたスーザンは、医師に「まず出身大学の卒業証書を見せて。フィリピンの医大なんかじゃないでしょうね」と迫る。ABCには放送直後から、抗議の電話が殺到した。

シーンはインターネットの動画投稿サイトに掲載され、米国内外のフィリピン人社会を瞬く間に駆け巡った。フィリピンの新聞やテレビニュースも一斉にこの問題を取り上げ、デュッケ保健相は「番組制作者に書簡を送り、強く抗議する」と表明した。

ネット上では、「多くのフィリピン人やフィリピン系米国人が医療の分野で活躍しており、同国医療をおとしめる表現にはまったく根拠がない」とする抗議文に、3日間で3000人の署名が集まった。抗議文を掲載したのは、ニューヨークに住むフィリピン人米国人の大学講師、ケビン・ナダル氏(29)。「友人からの知らせでシーンを見て、耳を疑った。われわれは深く怒り、傷ついている」と話す。

事態を受け、ABCは今月3日、「フィリピンの医療関係者を侮辱する意図はなかった」と謝罪。再放送やDVD版では、問題シーンの削除を検討するとの構えを示した。これに対し、ナダル氏は「フィリピン人に奨学金や寄付を提供するなど、もっと具体的な行動が必要だ」と主張している。

詳しいことはわかりませんが、
信頼度、日本が米中上回る 世界16カ国の世論調査
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070530/1180535656
では、『米国への信頼度が最も高かったのはフィリピンで85%』とありましたが、悪くなったりするんですかね。