「テロの脅威拡大」 英にイスラム過激派4000人

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071107-00000081-san-int

 【ロンドン=木村正人】英情報局保安部(MI5)のジョナサン・エバンズ長官は5日、長官就任後初めて記者会見し、英国内でテロ活動を支援し国家の安全に直接の脅威を与えているイスラム過激派などは約4000人にのぼる恐れがあり、このうち約2000人を把握していると述べた。

 同長官は記者会見で、英国にとってこの5年間、最大の脅威は国際テロ組織アルカーイダで、この状況は現在も続いているとの見方を示した上で、パキスタンに潜伏する同組織の中核メンバーが若いイスラム系英国民をテロ活動に駆り立てていると指摘した。

 MI5が把握している過激派は1年前には約1600人だったが、現在、少なくとも約2000人に増加したという。英国内のイスラム過激派は、15〜16歳以上の若者に過激思想を吹き込み、手なずけているという。

 その一方で、ロシア連邦保安局(FSB)元幹部の毒殺事件をめぐり英国と対立しているロシアは、冷戦終結後も英国内で「時代遅れのスパイ活動」(同長官)を継続。中国も含む数カ国が民間、軍用の機密技術や政治・経済情報の入手、コンピューター・ネットワークの破壊工作を進めているといい、同長官は「MI5は中露などのスパイに対する監視を弱めることができないため、肝心のイスラム過激派への対策に注力できないでいる」と不満を漏らした。

 一方、エリザベス女王は6日、英上院で恒例の女王演説を行い、テロ対策の強化などを柱とする政府施政方針を読み上げた。女王演説は議会の開会を告げるものであり、政府が会期中に成立を目指す法案の概要を女王が代読する。ブラウン首相にとっては初めての施政方針だが、テロ対策強化のため、起訴前の拘束期間を現行の28日から56日に延長するほか、移民への対策強化案などが盛り込まれている。

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まぁ見出しが4000人となっているのは正確にはどうなんでしょうね。こういう数字を見出しに使うのはちょっとどうかとも思いますが。

まぁ
独の爆破未遂犯 イスラム改宗者の衝撃 テロ“すそ野”拡大
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070909/1189325782
でも

ムハンマド』や『ムスタファ』(といった典型的なイスラム教徒)ではなく、『フリッツ』や『ダニエル』(といった白人の改宗者)が逮捕された

とありますから、もうどんな国でも他人事ではないと思いますが、日本はどうなんですかね。

日本はテロを防げるか (ちくま新書)

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読みましたが、内容忘れてしまいました。僕の父が、あまりに「日本を攻める国なんてない。攻める奴がいれば攻められればいい」とか言っちゃってるんで貸してしまいましたw

ところで、この前イスラム教徒に会えるかと思ってペルシャ料理食べに行ってみましたが、そのときラマダンだったのですが、店の人は「母親からの電話で初めて知りました」とか言ってましたし、「この前、神輿かついできました」とか言って写真見せてくれたりしたんで、全然郷に入りては郷に従えで、ジャパナイズされすぎてて、ちょっとがっかりしましたけどねw