イラクの治安回復顕著=イランが依然武器供与−米国防総省

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071219-00000109-jij-int

 【ワシントン19日時事】米国防総省は19日までに、イラクの治安に関する四半期ごとの報告書を議会に提出した。報告書は、過去3カ月間で治安が顕著に回復していることを強調する一方で、イランが武装勢力に武器と資金の供与を続けていると指摘している

 報告書によると、攻撃数は今年3月から62%減少し、治安は2005年夏とほぼ同じレベルに戻った。治安回復の要因として、イラクにおける国際テロ組織アルカイダの弱体化、部族主導による反アルカイダ自警団の増加、イラク軍・警察の成長などを挙げている。

 治安回復を持続させられるかどうかは、イラク政府による政治と経済の進展にかかっているとした。 

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ウォールストリート・ジャーナルに詳しく書いてあるんでしょうね(有料なんで読んでませんが)。
ウォールストリート・ジャーナル紙ヘッドライン(18日付)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071218-00000111-reu-int

★米国防総省の報告書、イランがイラクへの武器横流しを続けていると非難。イランが引き続きイラクの不安定化を狙っているのか、それともその姿勢を弱めたのかをめぐる議論に拍車。

治安は2005年夏とほぼ同じレベルと書いてますが、
イラク民間人死者、3月に1800人超える
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070402/11755211
では、2006年くらいまでしかさかのぼってないですね。2006年よりはいいんでしょうね。しかしイラン非難は相変わらずですね。

そして一方の英軍は
<英国>イラク駐留軍の撤退本格化「陸軍は見事に負けた」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071216-00000065-mai-int

12月16日20時25分配信 毎日新聞

 【ロンドン町田幸彦】イラク南部バスラ県の治安権限が16日、イラク側に正式移譲されたことで、駐留英軍の撤退が本格化し始めた。「治安回復に伴う撤収」と英政府は強調するが、駐留長期化への懸念を断ち切る政治判断の色彩が濃い。「イラク戦争は失敗」との厳しい国内世論を反映したものだ。

 英BBC放送(電子版)は英軍関係者の声として「英陸軍は(イラクで)見事に負けた」「フセイン体制打倒に寄与したが、英軍駐留のバスラの安定度は10点中3点くらいだ」との厳しい見方を伝えた。

 バスラ県の権限移譲方針自体は、今年6月に退陣したブレア前首相が表明した。イラク戦争への支持で国民の信頼を失った前首相の与党・労働党は軌道修正を余儀なくされた。

 米国のイラク介入に一線を画したいブラウン現政権は、イラク派兵の規模縮小から完全撤退への過程を一層早める。最も緊密なはずの対米関係にズレが生じた格好だが、英軍のアフガニスタン駐留を維持することで「テロとの戦い」への義務は果たす方針だ。

まぁいつか歴史が判断するんでしょうが。