<グルジア>反体制派がクーデター計画?司法当局が告発

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071228-00000015-mai-int

 【モスクワ大木俊治】1月5日に繰り上げ大統領選が行われる旧ソ連グルジアで、司法当局が反体制派による「クーデター計画」を告発し、緊張が高まっている。再選を目指すサーカシビリ前大統領(40)の政権側と、11月の反政府デモを支援したとされる大富豪で今回の大統領選に立候補したパタルカツィシビリ氏(52)の対立が背景にあり、選挙後も混乱が続く恐れが出ている。

 グルジアからの報道によると、同国の最高検察庁は24日、パタルカツィシビリ氏を支持する反体制派が大統領選翌日の1月6日にクーデターを計画している疑いがあり、内務省高官を交えた謀議の模様を収めたビデオを入手したと発表した。これに対し、英国滞在中の同氏は、反政府デモを再開する可能性について内務省高官と協議したことは認めたが、クーデター計画に関しては全面否定している。

 ロンドンに滞在中の同氏は、これに先立つ23日付の英紙「サンデー・タイムズ」とのインタビューで、暗殺される恐れがあるため帰国して選挙運動ができないと政権側を非難。さらにグルジア当局がロンドンに刺客を送り込んだとの情報を披露していた。

 パタルカツィシビリ氏は90年代、ロシアの元政商ベレゾフスキー氏と組んで事業を展開し、02年にグルジアで独立系放送局「イメディ」を設立した大富豪。大統領に当選すれば、国民の公共料金の一部や失業手当を自己資金で補てんすると公約している。一方、ロシア当局から事業に伴う横領容疑で国際指名手配されている。

 大統領選に関する最近の世論調査によると、出馬のため大統領をいったん辞任したサーカシビリ氏と、野党主流派が「統一候補」として擁立したガチェチラゼ国会議員(43)、パタルカツィシビリ氏の3人が支持率20%前後でほぼ並んでいる。現政権側が予想外の苦戦を強いられている模様だ。

 親欧米の民主派として知られたサーカシビリ氏は11月、数万人規模の反政府デモを武力で鎮圧し、デモの様子を報じた「イメディ」を閉鎖した。政権側は今も「内戦の可能性があった」と鎮圧を正当化している。

誰が言うことが本当か分かりませんが、グルジアの検索結果↓
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/searchdiary?word=%a5%b0%a5%eb%a5%b8%a5%a2
を見ていると、欧米に見捨てられつつあるのかなと言う気もします。