イラク兵が米兵2人射殺=武装勢力の襲撃に紛れ

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080105-00000089-jij-int

 【カイロ5日時事】イラク陸軍第2師団のハズラジ司令官は5日、ロイター通信に対し、北部のモスルで12月26日、駐留米軍兵士2人がイラク軍兵士に射殺されたことを明らかにした。イラクが米軍などに占領された後、事故ではなく故意にイラク兵が米兵を殺害した事件は初めてとみられる。

 米軍も、2人がイラク兵に殺害され、このほかに民間人の通訳1人を含む4人が負傷したことを確認した。

他にも記事ありますね。
イラクイラク兵士が米兵2人射殺 共同パトロール中に
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080105-00000099-mai-int

 【カイロ高橋宗男】イラク駐留米軍イラク当局者は5日、同国北部モスルで昨年12月26日にイラク兵が米兵2人を射殺し、3人を負傷させたことを明らかにした。ロイター通信が伝えた。イラク兵による故意の米兵射殺は初めてとみられる。

 射殺事件は、米軍とイラク軍による共同パトロール中に起きた。駐留米軍が「動機は不明」としている一方、2人のイラク軍高官はロイター通信に「(米兵を撃ったイラク兵は)イスラムスンニ派の過激派と関係しており、すでに拘束された」と説明している。

 イラクでは首都バグダッドや西部アンバル県の治安状況が改善傾向を示している半面、モスルなど北部にスンニ派の過激な武装勢力が再結集していると指摘されている。

朝日には被害者の年齢と階級が書いてありました。
イラク兵が米兵2人射殺 故意の殺害は初、協力に影響も
http://www.asahi.com/international/update/0105/TKY200801050179.html
イラクの地図

 バグダッドからの報道によると、昨年12月26日、イラク北部モスルで米軍とイラク軍の合同パトロール中にイラク兵が米兵2人を射殺した。イラク戦争終結以来、イラク兵が故意に米兵を殺害したのは初めてとみられ、両軍の協力関係に影響が出る可能性もある。

 米軍の声明では、死亡したのは大尉(38)と軍曹(27)。ほかに兵士3人と民間人通訳1人が負傷した。イラク兵2人が拘束されたが「射殺の理由は不明」としている。

 イラク軍幹部はロイター通信に対し、武装勢力がパトロール中の部隊を襲った際に「イラク軍に潜り込んだ」と説明している。

モスルというと、
イラクのテロ、6割減=北部は治安悪化−多国籍軍司令官
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080101/1199135935
に書きましたが、
右の図の14番の県(ニーナワー県(多分、日本の新聞だとニネベ県))の県都ですね。ここイラクイスラム国で、アルカイダが実効支配してるところですね。こういう事件があるのもうなずけます。