「アル・カーイダが南部のテロ支援」タイ政府、関与認める

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080118id25.htm

 【バンコク=田原徳容】過去4年間で死者約2800人を出しているタイ南部のイスラム過激派テロについて、タイ政府のチャイヤ報道官は18日、アル・カーイダが活動資金を提供している」と述べ、国際テロ組織の関与を初めて公式に認めた。

 「国内問題」との立場を崩さなかった政府の見解が変わった背景には、過激派との対話路線が功を奏さず、テロが拡大していることがあるとみられる。

 仏教国タイで、イスラム文化圏を形成する南部3県では1970年代以降、分離独立を掲げる過激派のテロが頻発。タクシン前首相の掃討作戦で激化し、クーデター後の暫定体制が対話路線に転換したが、昨年は約800人が犠牲となった。過激派がアル・カーイダの訓練を受けていたことなどが判明したが、政府は一貫して国内問題と主張。マレーシアなど近隣国の協力申し入れも保留してきた。

 しかし、今年に入ってテロが激化し、すでに計70人以上が死傷。アヌポン陸軍司令官とソンティ副首相(前陸軍司令官)は、近く個別に中東を訪問し、国際協力を仰ぐ姿勢を打ち出している。

(2008年1月19日1時51分 読売新聞)

タイにも来んですねー。まぁ南部の方はもともと危険で行く人も少ないでしょうけど。