コソボ独立承認、非承認国名集めてみました。

承認:米国、英国、独国、仏国、伊国、台湾
非承認:露国、スペイン、ギリシャスロバキアルーマニアブルガリア、中国、インドネシアスリランカ
コソボの国旗
コソボ国旗は毎日新聞 http://mainichi.jp/select/world/graph/kosovograph/4.html より→)

まだ決定ではないのですが、詳しくは以下を参照。
コソボ独立宣言、米・英・独・仏など承認見通し
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080218-OYT1T00105.htm

 【ブリュッセル=尾関航也】コソボ独立を旧ユーゴの恒久的安定への第一歩と位置づける欧米諸国は、独立宣言から最初の数日間が新国家の明暗を分けると見て、支援の手はずを整えている。

 米英独仏など主要国は宣言採択後、間髪を入れずに独立承認を表明する見通しで、少なくとも20か国が24時間以内に承認するとの観測もある。

 欧州連合(EU)は、18日午前から開く外相理事会で、新国家の警察・司法などを監督する2000人規模の使節団の派遣開始を承認。同日中にも、第1陣が現地入りする見通しだ。矢継ぎ早の動きで、独立に反対するロシアなどの機先を制し、一気に既成事実化を図る狙いと見られる。

 治安維持を担う北大西洋条約機構NATO)も、民族衝突や暴動に備え、セルビア人が多い北部を中心としたコソボ全土に1万6000人の部隊を配置、厳戒態勢を敷くほか、緊急増派を視野に数千人の部隊が本国で待機する。欧米諸国は、セルビアコソボ自治州の最終地位交渉が決裂した昨年12月以降、この日に向けて入念に準備を重ねてきており、「移行は円滑に進む」(EU議長国筋)と楽観ムードが強い。

 ただ、コソボ独立が国際社会にもたらす影響は予断を許さない。独立承認は、世界中の分離独立運動に正当性を与える「パンドラの箱を開ける行為」(キプロス外相)と危険視する見方もある。ロシアは実際、コソボ独立への対抗措置として、グルジアの親露派地域の独立を支持する可能性を示唆している。その場合、グルジア―ロシア間の軍事的緊張が高まるのは必至だ。

 EU内でも、分離独立問題を抱えるスペインやギリシャなどは承認を見送る方針で、支持派との関係にしこりを残しそうだ。
(2008年2月18日02時23分 読売新聞)

コソボ>EU内で独立に懸念 機関承認は先送りに
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080218-00000056-mai-int

 【ブリュッセル福原直樹】欧州連合(EU・27カ国)は18日、コソボ独立問題について外相会議を開き、EUの統一見解を声明として示す。だが、EU内ではすでに分離独立問題や少数民族問題を国内に抱えるスペインなどが独立に懸念を表明している。声明はEUとして独立の機関承認を先送りし、「EUが地域の安定の促進に貢献する」などの表現にとどまりそうだ。

 EU高官によると、声明ではEUが近くコソボへ派遣する司法行政の支援部隊の役割に触れ、「コソボの安定が欧州の安全保障維持に不可欠」と盛り込む。また、
(1)政治経済的な援助
(2)少数民族や宗教、文化的伝統の保護
(3)法の支配確立
−−などでEUが「指導的役割を果たす」などの文言になる見込みだ。

 EUの支援部隊は16日、正式に派遣が決定された。警察官、検事、裁判官など約2000人で構成。2月末にも第1陣が現地入りし、120日後をメドに、司法行政などの支援を行う国連コソボ暫定統治機構(UNMIK)から業務を引き継ぐ。

 だが、EU部隊の派遣に対し、ロシアが「新たな国連決議が必要だ」と、国際法上の法的根拠がないと批判している。

 現地では汚職や組織暴力の浸透が指摘されるほか、EUとコソボの独立を拒否するセルビアの関係も悪化しており、EU部隊の活動は困難が伴いそうだ。

 EU加盟国内では英独仏など主要国がコソボ独立を認める意向の一方、スペインのほか、キプロスギリシャスロバキアルーマニアブルガリアが独立に懸念を表明している。

コソボ>台湾が独立宣言を祝福
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080218-00000103-mai-int

 【台北・庄司哲也】台湾外交部(外務省)は18日、コソボの独立宣言を祝福する声明を発表した。独立志向の陳水扁政権は、コソボ独立を積極的に肯定することで、自らの主張を正当化する狙いがありそうだ。

 声明は「民族の自決は国連が認めた権利。国の未来は全国民の手の中にあり、自主独立は他国の抑圧を受けるものではない」とし、中国側を強く意識した内容となっている。

コソボ独立宣言 中国は自国への波及を警戒
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080218-00000931-san-int

 コソボの独立宣言について、中国外務省の劉建超報道官は18日、「バルカン地域の平和と安定に悪影響を及ぼしかねず、深く憂慮する」と表明した。中国は台湾問題だけでなく、チベットウイグルなど分離独立がくすぶる少数民族問題を抱えており、コソボの独立は自国に波及しかねないとして警戒を強めている。

 劉報道官は、コソボの「一方的な行動」として、「悪い結果をもたらす可能性がある」と批判した。(北京 野口東秀)

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コソボ独立に懸念表明 インドネシアスリランカ
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080218-00000954-san-int

 インドネシア政府は18日、コソボ自治州セルビアからの独立を宣言したことについて声明を発表し、「わが国はこの一方的な独立宣言を容認するには至っていない」と懸念を表明した。同国では2002年に旧領の東ティモールが独立を果たしたほか、パプアなどで民族問題を抱えている。

 また、少数派タミル人の武装組織「タミル・イーラム解放のトラ」(LTTE)と内戦中のスリランカ政府も18日、「コソボの独立宣言は世界の平和と安定への重大な脅威となりうる」と表明、反対する姿勢を明確にした。(シンガポール 藤本欣也)

追記:
独立承認国の伸びは良くないようですね。
コソボ独立100日 承認わずか40カ国 北部分離、動き加速
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080529/1212067580

2012年12月で98か国までふえているそうです。
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