ノーベル賞のグラミン銀行が米に進出 貧困層救済、先進国で初

2008.2.16 17:50
このニュースのトピックス:サブプライムローン

 貧困救済に努め、ノーベル平和賞を受賞したバングラデシュグラミン銀行サブプライム住宅ローン問題に揺れる米国に進出、移民らを対象としたマイクロクレジット(無担保小口融資)に乗り出した。同行が先進国で事業を展開するのは初めて。16日の英紙フィナンシャル・タイムズ(アジア版)が報じた。

 同紙によると、米国では約2800万人の移民らが銀行口座を持てず、口座があっても信用が不十分で融資を受けにくい層は約4500万人に上る。サブプライム問題の影響で貸し渋りが目立つ中、同行は米国でも貧困層支援が必要と判断。第一歩としてニューヨークの移民女性グループに5万ドル(約540万円)を貸し付けた。

 同行創設者の経済学者ムハマド・ユヌス氏は「米金融システムが万全でないことが明白になった今が進出の好機だ」としており、今後5年間に融資規模を約1億8000万ドルに増やし、全米各地に事業を広げる。

 ユヌス氏は農村女性の自立促進に向け、農機具などを買う資金を無担保融資する事業を1976年に始めた。(共同)

セネガルユッスー・ンドゥールさん共同融資団体を設立
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080215/1203028189
でもグラミン銀行について触れましたが、むしろ今が好機と見ているんですね。