旧ソ連・欧州で民族紛争を抱える主な地域

旧ソ連・欧州の民族紛争
毎日新聞 http://mainichi.jp/select/world/graph/kosovograph/6.html より。

適当に記事を集めてみようかと。
「年内に解決策を」沿ドニエストル問題でモルドバ副首相
http://www.asahi.com/international/update/0131/TKY200801300397.html

 来日したモルドバのストラタン副首相は30日、都内で朝日新聞と会見し、ロシア系住民が多く事実上の独立状態が続く東部の沿ドニエストル地方について「年内に何らかの解決策を打ち出せると信じる」と述べ、統合に向けて楽観的な見通しを示した。日本に解決への積極的な関与を期待した。

 同地方について副首相は、セルビアから分離独立を求めるコソボ自治州と比較。「民族
紛争が根本にあるコソボとは完全に別問題」と指摘し、コソボを引き合いに同地方の独立
承認を示唆するロシア側を牽制(けんせい)した。

なぜ楽観的になれるのかはわからないんですが、楽観的なんですね。

南北統合慎重派の現職敗退 キプロス大統領選決選投票へ
http://www.asahi.com/international/update/0218/TKY200802180039.html

 南北分断が続く地中海キプロス島ギリシャキプロス共和国キプロス)で17日大統領選が行われ、トルコ系の北キプロス・トルコ共和国北キプロス)との統合に慎重な現職のパパドプロス大統領(74)が激戦の末、3位で敗退した。1位で保守系のカスリデス元外相(59)と2位のフリストフィアス労働人民進歩党党首(61)が24日の決選投票に進む。ともに北キプロスとの対話を訴えており、統合問題に大きな影響を及ぼしそうだ。

 大統領選では、04年の国民投票で国連の仲介案が否決されて以来膠着(こうちゃく)状態に陥っている統合問題が最大の争点だった。

 得票率はカスリデス氏が33.51%、フリストフィアス氏33.29%、パパドプロス氏31.79%。有権者は約52万人で投票率は89.62%だった。

 カスリデス氏は野党の民主運動党が支持。選挙戦では「(04年の国民投票での統合案否決で)キプロスは国際的な信頼を失った」と主張した。一方、フリストフィアス氏の党は昨年連立与党から離脱し、「統合に向け無策だ」とパパドプロス大統領を批判してきた。

 キプロスでは国連の仲介で統合交渉が進んだ03年、大統領選で当時のクレリデス大統領を「圧力に妥協した」と批判したパパドプロス氏が当選。04年4月に南北同時に行われた国民投票北キプロスは65%が統合に賛成したが、キプロスでは76%が反対し、翌月単独で欧州連合に加盟した。

04年の事については後で少し調べてみようかと思いますが、こちらも統合に向けた動きが出てきそうな気配ですね。

コソボ独立宣言、ロシアが非難声明
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080218-OYT1T00106.htm

 【モスクワ=緒方賢一】ロシア外務省は17日、「セルビアの主権を侵し、国連決議に違反する」などと、コソボ独立宣言を非難する声明を発表、独立を支持した欧米諸国を非難した。

 一方、インターファクス通信によると、親欧米路線のグルジアからの分離独立を目指すアブハジア自治共和国と南オセチヤ自治州の幹部は同日、ロシアをはじめとする独立国家共同体(CIS)諸国、国連に対し、近くグルジアからの独立承認を求める方針を明らかにした。
(2008年2月18日02時23分 読売新聞)

アブハジアと南オセチヤは、コソボに誘発されて独立路線ですね。グルジアは親欧米と言いつつ、デモを弾圧したりしてましたが、まぁでも大統領選が終わってそれ以前のことは、水に流されたという感じになってるんでしょうか。グルジアの検索結果↓
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/searchdiary?word=%a5%b0%a5%eb%a5%b8%a5%a2

アゼルバイジャン、最後のキャンプを閉鎖
http://www.unhcr.or.jp/news/2008/080208_2.html

UNHCRアゼルバイジャン(7日)発:

 アゼルバイジャンの国内避難民は、90年代初頭の緊急時に設営されたキャンプを政府が閉鎖した後、提供された新しい住居でより快適な生活を送ることができるようになった。

 1990年代初頭に発生したナゴルノ・カラバフをめぐるアルメニアとの紛争により、50万人以上がアゼルバイジャン国内で避難し、戦闘が最も激しかった時期には、そのうち約10万人がUNHCRの支援を受けて12の緊急キャンプに避難していた。

詳しくは、こちらへ(英語)

ナゴルノ・カラバフは独立状態のようですが、国として承認してる国はないようですね(すんません今まで知りませんでした)。