<住民投票>「台湾」「中華民国」名義とも不成立 国連加盟

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080322-00000083-mai-int

 【台北・庄司哲也】台湾総統選と同時に22日、住民投票が実施された。民進党が提案した「台湾」の名義での国連加盟と、国民党が提案した正式名称「中華民国」名義での国連復帰を問う二つの案の投票総数が、いずれも法が成立条件として定める「有権者50%以上」に達せず、不成立となった。

 「台湾名加盟」の住民投票陳水扁総統が主導してきた。有権者の「台湾人意識」に訴え、総統選で謝長廷氏を有利に導こうという狙いがあった。だが、「台湾独立への動き」と中国が強く反対。米国も同調した。

 国民党は「国連復帰」の住民投票を支持すると決めたが、党内では投票そのものを棄権する動きが強まっていた。国民党支持者はボイコットに動いたとみられる。71年10月、中国が国連に加盟、台湾は脱退した。

報じてるところがあまり無い様ですが、国民投票で決まったのですから、これでいいのでしょう。しかしWHOくらいには入らないと問題だと思うんですけどね。鳥インフルエンザなどの問題もありますから。

ところで50%行かなかったのなら何%だったのだろうと調べてみると。
台湾国連加盟めぐる住民投票投票率50%超えず不成立
* 2008年03月22日 23:45 発信地:台北/台湾

【3月22日 AFP】22日投開票の台湾総統選に合わせて行われた、台湾の国連加盟の是非を問う2つの住民投票は、投票率が法定の50%に満たず成立しなかった。

 中央選挙委員会によると、住民投票投票率はわずか約35%だった。与党・民主進歩党民進党Democratic Progressive Party、DPP)が提案した国民投票案に票を投じた人は有権者の35.82%。一方、野党・国民党(Kuomintang、KMT)の案に投票した人は35.76%だった。

 台湾総統選では、国民党の馬英九(Ma Ying-jeou)候補が当選した。(c)AFP

投票率が50%以上行った上でその中で、その中の有効票の半数以上ということですから、まぁ国民党のボイコットの呼びかけに応じた人が多かったんでしょうね。その分賛成票の割合は多かったのかなとは思いますが、どうにもならないですね。

ところで
チベット関連であっちこっちから意見が出てるので、まとめ。

北京五輪ボイコットも=チベット問題で国民党候補−台湾
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080319/1205942287

台湾の最大野党、中国国民党馬英九・次期総裁候補も当選後、五輪ボイコットを排除しないとの声明を発表した。

と言っていましたから、チベット問題が長引けば、馬氏もだんまりと言うわけにいかなくなると思いますが、どうなるでしょうか。