TICAD、NGO参加を制限 入場証発行、3枚のみ

http://www.asahi.com/politics/update/0521/TKY200805210284.html

 28日から横浜市で開かれる第4回アフリカ開発会議(TICAD)で、外務省が参加登録済みの非政府組織(NGO)に対して、会議への参加を制限する措置をとっている。市民社会を巻き込んで議論するという会議本来の目的とはかけ離れた対応に、関係者の間で批判が出ている。

 外務省などによると、参加予定のNGO関係者85人に対し、外務省が当初発給を決めた全体会合への入場パスは3枚。NGO側が抗議したところ、同省は21日夕になって、6枚に増やした。

 参加を予定しているNGO関係者の内訳は国内の61人とアフリカ諸国の21人、その他の国々から3人。外務省が渡航費を支給して招いた人もいる。

 TICADへの政策提言を目指すアフリカ支援NGOの連絡団体、「TNnet」事務局(東京都)によると、前回(03年)は国内団体だけで10枚、アフリカ諸国の団体に10枚など、海外NGOにはすべてパスが発給された。

 今回の発給数についても同事務局が窓口となり、外務省と協議。今月半ばまで海外NGOの入場を制限する話はなかったという。

 しかし、外務省は今月16日、全体会合のパスについて「国内NGOと海外NGOとをあわせ、3枚発給する」との意向を通知。説明を求めると、「1国際機関に3枚しか出していないので、『NGO』にも全部で3枚となっている」「会場に入れる人数が限られており、これ以上は増やしたくても増やせない」などと回答したという。

 招待を受け、既に来日しているアフリカのNGO関係者は「招かれて来た団体を会議場に入れないのは、ある意味『侮辱』ととらえられても仕方がないと思う」と批判している。外務省アフリカ2課はは「会議場の収容人数もあり、全体会合へのパスはアフリカ諸国の代表団で5枚、国際機関などは3枚。NGOもそれに準じて決めた。我々としては相当の優遇をし、十分に説明もしたつもりだ」としている。(山西厚)

ちょっと前の記事ですが、
最多、45カ国首脳級と会談へ=アフリカ開発会議で首相
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080519/1211205022
と数を増やす事ばかり考えてたから、収集がつかなくなったという気がしますが。それでも、中国・アフリカ協力フォーラムでは48カ国で、数では負けてるようですが。