北朝鮮、韓国のトウモロコシ5万トン支援を拒否

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080630-OYT1T00771.htm

 【ソウル=竹腰雅彦】韓国統一省は30日、北朝鮮に提案していたトウモロコシ5万トン支援が拒否されたと発表した。

 韓国政府は5月、支援の用意を伝達したが、北朝鮮側はこれまで明確な態度を示していなかった。韓国側は南北の赤十字を通じ、支援拒否に関する公式見解を改めて確認するための書簡(電話通知文)を送ろうとしたが、北朝鮮側は受け取りを拒否しているという。
 北朝鮮は、融和政策見直しを進める李明博(イミョンバク)政権を非難し、当局間対話を中断している。韓国政府は金夏中(キムハジュン)統一相が6月初め、トウモロコシ支援実施のための南北協議開催の意向を表明していた。

 韓国は、北朝鮮が支援を拒否し続ける場合、世界食糧計画(WFP)など国連機関を通じた支援を検討するとしている。
(2008年6月30日21時48分 読売新聞)

しかし韓国からの援助を断っても他からもらうんじゃないかとしか思えません↓
国連事務総長北朝鮮へ食糧支援、日本の参加求める
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080701-00000112-mai-int

 潘基文(バンギムン)国連事務総長は1日、日本国際問題研究所主催の講演会で、北朝鮮に対する食糧支援に日本も参加するよう求めた。

 事務総長は、米国が国連の世界食糧計画(WFP)経由で再開したコメの提供に言及し「日本も(支援を)前向きに検討してほしい」と語った。

 先月26日の北朝鮮による核申告後も、拉致問題の進展がみられないことから日本政府は支援再開には慎重だ。潘事務総長は日本の姿勢に理解を示し「拉致問題解決に協力する」と言明。一方で、北朝鮮が干ばつの長期化で深刻な食糧不足に陥っていると指摘し、人道的見地から支援を要請した。

 世界の平和維持に関する日本の役割について事務総長は「普通の国と見られるために戦える軍隊を持つべきだと考える文化もあるが、日本は平和憲法に忠実であることで、他の多くの国よりも、多大な貢献が可能だ」とも発言。安易な軍備増強論にくぎを刺した。

 事務総長は1日北京へ移動。2日には胡錦濤国家主席らと会談する。【和田浩明】

【関連ニュース】
北朝鮮核申告:国連総長「重要な進歩」拉致問題に懸念
日米外相会談:北朝鮮核申告、「検証重視」で一致
テロ指定解除:よど号メンバー「政治利用失敗に終わった」
日米首脳電話会談:拉致問題で緊密協力を確認
北朝鮮核問題:核申告確認後指定解除の手続きヒル