トルコ、世俗主義擁護派の有力者20人以上を一斉拘束

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080702-OYT1T00052.htm

 【カイロ=宮明敬】トルコからの報道によると、厳格な政教分離を国是とする同国で1日、元軍最高幹部ら世俗主義の擁護者を自任する有力者20人以上が、クーデター計画に関与した疑いで一斉に身柄を拘束された

 トルコでは現在、大学でのスカーフ着用解禁など、宗教色を強める与党の穏健イスラム政党「公正発展党(AKP)」に対し、憲法裁判所が解党について審理しており、一斉身柄拘束はAKP側の対抗措置ではないかとの憶測を呼んでいる。

 拘束されたのは、建国の父・アタチュルクの思想を広める民間活動団体の代表を務める退役将軍やアンカラ商工会議所会頭、日刊紙「ジュムヒュリエト」のアンカラ支局長ら。いずれもAKP批判で知られていた。警察当局は具体的な容疑を公表していないが、トルコのメディアは「政府転覆を謀った団体への協力」と報じている
(2008年7月2日00時36分 読売新聞)

トルコでは軍が世俗主義の守護者を自認しているようですから
イスラム大統領就任式、軍首脳が欠席 トルコ
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070829/1188385092
クーデターというのもあながち大げさではないのかもしれません。