「宗教の自由保護してきた」 ブッシュ大統領が国連で演説

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081114-00000534-san-int

 【ニューヨーク=長戸雅子】「宗教や文明間の相互理解」をテーマにニューヨークの国連本部で行われた総会会合は13日夕、寛容の文化を促進し、対話を通じた相互理解の重要性などをうたった宣言を採択して2日間の日程を終了した。

 ブッシュ米大統領も同日午前に登壇。宗教の自由は米外交政策の中心的要素とし、「(第2次世界大戦時の)欧州の強制収容所からコソボアフガニスタンイラクでのイスラム教徒保護まで、他者の宗教的自由を守ることを支援してきた」と述べた。さらに「宗教の自由は健全で希望に満ちた社会の根幹だ」と訴えた。

 ブッシュ大統領にとって任期中最後の国連演説となる見通し。会合には約80カ国の代表が参加。開催を提唱したサウジアラビアのアブドラ国王は初日に「テロはすべての宗教と文明の敵」と宗教を理由にしたテロ行為を容認しないと強調した。

よくこういう事平気でいえますね。
アルジャジーラアルジェリアの爆弾テロ映像を放送
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070512/1178938638
に書きましたけど

世界テロリズムマップ (平凡社新書)

世界テロリズムマップ (平凡社新書)

アルジェリア[イスラム救国戦線=FIS]:

九一年一二月の総選挙第一回投票で、FISはトップ2不在(※逮捕、軟禁が続く。頭を失い迷走の始まりとも)にも関わらず全体の八割の議席を獲得。FLNアルジェリア民族解放戦線)は惨敗し、第二回投票を待たずにFIS政権誕生が確実と成った。ところが、軍部は翌一月、事実上のクーデターを起こし、シャドリ(現職)を辞任に追い込んだ。軍側は「イスラム政権が誕生し、民主化過程を停止する事態を防ぐ」として、第二回投票を中止。地方議会を解散に追い込み、FISを非合法化した。民主主義を踏みにじった非常措置にもかかわらず、イラン革命に苦い思いを抱いていた西側諸国は「イスラム体制よりはまし」との思惑から、だんまりを決め込んだ。

こうした仕打ちに対してイスラム勢力は復讐を誓い、憎悪は残虐なテロに発展する(90年代最悪といわれるそうです)。p113-p114