WFP、ソマリアでの食糧配給中断を検討 要員の安全確保困難
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090124-00000017-cnn-int
(CNN) アフリカ東部のソマリアで食糧配給の人道援助に従事する世界食糧計画(WFP)は24日までに、要員の安全確保が困難になってきたとして治安改善が実現するまで作業の中断を検討していることを明らかにした。同国では今年1月初旬、WFPの物資搬送に当たる要員2人が武装勢力に襲われ殺害されている。
また、同国沖合では国連の援助船が海賊に襲われる事件も起きた。ソマリア沖と北部のアデン湾は世界最悪の海賊多発海域となっている。
WFPはソマリアで今後2カ月間、住民約250万人への食糧配給を予定していた。
ソマリアは1991年以降、軍閥や反政府武装勢力が敵対する無政府状態にあり、戦闘も絶えない。これに干ばつが絡み、住民の食糧不足は深刻な状態にある。
国連安保理は今年1月中旬、政府軍を支えてきたエチオピアの撤兵決定を受け、ソマリアへの和平維持軍派遣を求める決議を可決していた。
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ソマリアは海賊対策など国際社会の支援が増えてきて、いい方に向かうかなと思ったんですが、違うんですね。