天安門事件20周年で再評価をと公開書簡

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090228-00000503-san-int

 【北京=野口東秀】1989年に起きた天安門事件の犠牲者の遺族で構成する「天安門の母親の会」のメンバーら127人が27日、政府が「反革命暴乱」と位置づける同事件の再評価を求める公開書簡を発表した。同事件の20周年にあたる今年、社会の安定を最大の課題とする当局が今後、民主活動家などの監視を一層強めるのは確実だ。

 書簡は、3月初旬に始まる全国人民代表大会全人代=国会に相当)を前に、天安門事件を風化させないという目的がある。同事件で高校生の息子を射殺された中国人民大学の元助教授、丁子霖氏らが署名者に含まれている。

 書簡では「勇気を出してタブーを打破し、6・4(天安門事件)を直視してほしい」と訴え、犠牲者数と名前の公開や遺族への賠償、責任者の責任追及を要求。「真相・賠償・問責の6文字をあくまで求める」と強調した。

 また、「194人の犠牲者が確認されたが、だれも暴力行為をはたらいていない。罪のない犠牲者だ」として、再調査などを求めている。中国では、共産党独裁体制の変更を求めた「08憲章」が昨年発表されるなど、民主化を求める動きが相次いでいる。

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天安門事件の再評価厳しく 趙元総書記死去から4年

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http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20081211/1229009332
で、天安門事件を再評価すると、評価が改善されそうな人の扱いなどを書きました。