海をあきらめない=隣国をけん制−ボリビア大統領

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090327-00000079-jij-int

 【サンパウロ27日時事】南米ボリビアのモラレス大統領は26日、ボリビアは海への主権回復を絶対にあきらめない」と述べ、海岸部の領土問題で緊張関係が続く隣国ペルーとチリをけん制した。ボリビアは19世紀末にチリに敗戦し、太平洋岸地域を失って以来の内陸国。長年の怨念(おんねん)に火が付いたようだ。

 発端は25日、「ボリビアは少し前に『海への出口』を断念したようだ」とのガルシア・ペルー大統領の発言。ボリビア国民の強い反発を招き、モラレス氏も同大統領を「おそらく脂肪の付き過ぎが影響し、情報がよく伝わっていないのだろう」と痛烈に皮肉った。 

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これはペルーとチリには警戒感を、いだかせるでしょうね。隣国と仲良くするとは難しいことなんですね。