釈放者の14%以上がテロ活動に復帰と、グアンタナモ収容所
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090522-00000007-cnn-int
ワシントン(CNN) 米政府高官は22日、キューバにあるグアンタナモ米海軍基地に併設するテロ容疑者収容施設からの釈放者のうち14%以上がテロ活動に復帰もしくはその疑いがあることを明らかにした。米国防総省がまとめた初期調査結果を引用している。
今年1月ごろまでの期間を対象にした数字で、昨年末時点では11%となっていた。米司法省によると、今年5月15日までに釈放された収容者は約540人。母国や第3国へ移ったが、拘束された者もいる。14%以上との数字は精査されているが、同高官はテロ組織に戻る者の比率が減少していないことに懸念を示している。
現在の収容者数は240人。
米国防総省のモレル報道官は今年1月、釈放された62人がテロ活動に戻り、うち18人がテロ攻撃に直接的に参加、43人にその疑いがあるとしていた。
オバマ米大統領は今年1月、拷問実施、人権侵害などで非難も浴びる同施設を来年1月までに閉鎖し、特別軍事法廷の審理も中断させていた。ただ、収容者の移送先の確保が問題となっている。米議会は米国移送の可能性が明らかになると、テロ再発などを恐れ、収容者閉鎖や移送にかかる約8000万ドル(約75億円)の補正予算を認めない法案を可決している。
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http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090522/p2
にまとめましたが、オバマ大統領はよほど慎重にやらないとだめと言うことですね。