アマゾン開発にペルー先住民反発、警官と衝突し死者30人超

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090609-00000838-yom-int

 【リオデジャネイロ=小寺以作】ペルー政府が、アマゾンなど熱帯雨林での木材伐採や石油開発の権利を民間企業に認める政令を制定したところ、北部アマソナス州の先住民ら約5000人が「生存権を侵される」と反発、約2か月にわたって高速道路を封鎖した。

 6月に入ると、強制排除しようとした警官隊と衝突、死者30人以上を出す事件に発展した模様だ。

 スペイン通信によると、事件が起きたのは5日未明。警察側は、強制排除のため催涙ガスを使用したところ、先住民が発砲したうえ、警官を誘拐し殺害したと主張。政府は、警官24人、先住民9人が死亡したとし、先住民の指導者36人に逮捕命令を出した。

 しかし、先住民側は、銃器を所持していないと警察の主張を否定座り込みをしていた先住民にヘリコプターから発砲したうえ、遺体を隠し、先住民側の被害を隠蔽したと、警察を非難した。国際人権団体によると、先住民の死者は30人以上という。

 アマゾン地域の投資環境整備に力を入れるガルシア大統領は5月、「石油や天然ガスの資源が豊かな地域は、そこに生まれ育った人々だけのものではない」と資源開発を正当化

 事件後の今月7日には、抗議活動を激化させた先住民を「(土地利用の)知識に欠けるか、外国勢力に利用されている」と批判した。

日本の温室効果ガス排出取引もこういうところとやって、自然を残した方がいいと思うんですけどね。