ウイグル暴動 ウイグル世界会議の議長が来日へ 中国反発も

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090723-00000500-san-int


6日、ワシントンでの記者会見で、ウイグル暴動への関与を否定する世界ウイグル会議ラビア・カーディル議長(山本秀也撮影)(写真:産経新聞

 【ワシントン=古森義久】中国の新疆ウイグル自治区で起きた暴動で中国当局から「扇動役」と非難されている在外ウイグル人組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル議長(写真、米在住)が来日する予定であることが分かった。

 同会議が明らかにした。カーディル議長は「暴動」の真相は中国当局によるウイグル人弾圧と主張しており、訪日には中国政府の反発も予測される。

 カーディル議長は日本国内の人権活動家らの招待を受け、28日ごろに来日、29日に日本記者クラブで会見が予定されているほか、30日には東京都内で支援者団体らが主催する講演会にのぞむ。講演では中国領内のウイグル人に対する弾圧の実情、とくに7月5日に起きた「暴動」の実態について語るとみられる。ウイグル族の窮状を国際社会に訴えるため、日本での講演を議長自身が強く希望していたという。

 カーディル議長は2007年11月に国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」日本支部などの招請で初めて来日、全国計8都市でウイグルの実情について講演したことがある。

 しかし、今回はウイグル暴動をめぐり、中国政府から「暴動扇動の黒幕」と名指しされたなかでの訪日となり、中国側が不快感を示すのは確実。日本政府に抗議してくることも考えられる。外務省の担当者はカーディル議長の来日について「ビザ(発給の)申請があったとは聞いていない」としている。

 カーディル議長に対しては、中国への配慮から入国を拒否してきたトルコも最近、査証発給を決めていた。

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http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20071112/1194873507
のときに来日については少し書きましたね。しかし今回も政治家との対談とかはないようですね。トルコは民族的にウイグルと近くそれに関してトルコ人の中国政府への批判が強くビザを認めたと言う感じでした。