米国民54%が警官支持、人種別では差違 大学教授の誤認逮捕

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090805-00000008-cnn-int
ワシントン(CNN) 米ハーバード大学のアフリカ系(黒人)の著名教授、ヘンリー・ルイス・ゲイツ氏が大学近くの自宅で住宅侵入者として誤認逮捕され、オバマ大統領が警官の対応について「愚かな行動」と批判、論議を招いた問題で、米国民の54%が警官の行動を支持していることが最新世論調査結果で4日分かった。CNNとオピニオン・リサーチ社が共同実施した。

警官が愚かだったとしたのは33%。ただ、人種別の回答では、黒人の59%、白人の29%が警官の非を主張していた。

一方、ゲイツ教授の行動の是非では、53%が軽率だったと指摘。逆の回答は30%だった。人種別では、白人の58%が教授の振る舞いは愚かだったとした。黒人では、愚かとしたのが44%、反対の回答が43%ときっ抗した。

オバマ氏のコメントについては、54%が思慮が足りなかったとし、反対の回答は32%だった。人種別に見た場合、白人の63%が軽率だったとしたが、黒人での比率は26%だった。

大統領はその後、自らの発言が混乱に拍車を掛けたことを謝罪。ホワイトハウスに教授と警官を招き、ビールを飲みながらの和解の場を設定したが、オバマ氏のこの対応については61%が支持。黒人の92%、白人の56%が評価していた

警官は、不審者らが家屋に押し入っているような場面を目撃したとの近所住民からの通報を受けて現場に急行。事情聴取に対し教授が黒人であることなどに言及して警官の聴取にかみつき、秩序を乱した疑いなどで逮捕していた。オバマ大統領のコメントには警察関連団体が反発していた。

今回の世論調査は7月31日から8月3日まで、成人1136人を対象に電話で実施した。回答者には白人773人、黒人226人が含まれた。
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773人(68%)+226人(20%)=999人で137人(12%)は白人黒人以外なんですね。アメリカの人口の割合は

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1012273540
2005年の人口統計によると、
白人(ヨーロッパ系、北アフリカ系、中東系、中央アジア系、ラテン系)74.7%(2億1530万人)
サハラ以南のアフリカ系(黒人)12.1%(3490万人)
アジア系(東アジア、東南アジア、南アジア系)4.3%(1250万人)
アメリカン・インディアン0.8%(240万人)
太平洋地域の先住民系0.1%(40万人)
2つ以上の人種を祖先とする国民1.9%(560万人)
その他6%(1730万人)
です。

なのでアンケートのサンプルは白人が少し少ないかもしれませんね。