イラン改革派キャルビ師の新聞に発行停止処分

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090818-00000007-cnn-int

テヘラン(CNN) イラン改革派キャルビ元国会議長の「国民信頼党」が発行している新聞が、違法かつ犯罪的な記事を掲載したとして、イラン当局から発行停止処分を受けた。政府系プレスTVが17日伝えた。

同紙は先日、イラン大統領後の騒乱で拘束された人々が、拘置所性的虐待を受けている疑惑を報じた。今回の処分を受けて同紙社屋付近では、抗議する群衆と警察との衝突が起きた。

訪米中の同紙記者兼コラムニストのマシ・アリネジャド氏は16日、CNNに対して、17日付紙面の印刷準備を進めていた際、司法府関係者が同紙従業員らに発行差し止めを告げたと語った。同氏とキャルビ師の息子ホセイン氏は、疑惑否定に対するキャルビ師の厳しい反応を同紙に掲載する意向だったという。

国民信頼党の公式ウェブサイト「サハム・ニュース」は同紙の発行停止処分を伝えるホセイン氏の声明を掲載。同氏は、父キャルビ師の反応の出版を差し止めるのは「侮辱」だとの認識を表明した。

17日未明、同紙のウェブサイトは今回の処分を伝えており、閉鎖されていない。ただし紙面印刷は行われず、社屋は閉まっている。
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改革派保守派という言葉を簡単に信じる気にはなりませんが、キャルビ氏は2005年の大統領選に出てますね。
イラン大統領選、決選投票へ 穏健改革派の前議長が健闘
http://www.asahi.com/international/update/0618/006.html

 17日に投票されたイラン大統領選は、当選条件である投票総数の過半数に達する候補がおらず、24日に決選投票が行われることになった。護憲評議会が18日明らかにした。決選投票は初めて。

 国営テレビは中間集計として、穏健な保守派のラフサンジャニ前大統領が首位に立ち、保守強硬派のアフマディネジャドテヘラン市長が2位、穏健改革派のキャルビ前国会議長が3位と報じた。

 最終的な順位は大票田の首都テヘランの票に左右される。

 事前の世論調査で、キャルビ師の支持率は7候補のなかで下位だったため、健闘は予想外とされる。同師はガソリンや食料などの補助金を廃止する代わりに、18歳以上の失業者に月50万リアル(約6100円)を支給する政策を打ち出している。

大統領選でイラン外相、「国民が米国にノー」
http://www.asahi.com/international/update/0620/001.html

 イラン大統領選で24日の決選投票に臨むことになった2候補の得票率は、ラフサンジャニ最高評議会議長(70)が21.01%、テヘラン市長で保守強硬派のアフマディネジャド氏(49)が19.48%と大接戦だった。

 予想外の善戦だったアフマディネジャド氏は、7候補のうちただ1人、反米姿勢を明確にした。ハラジ外相は19日の記者会見で「イラン国民は選挙で米国に大きな『ノー』を突きつけた。国民はイスラムに基づいた民主主義を望んでいる」と話した。

 市民の自由を求める改革派は惨敗。穏健派のキャルビ前国会議長(67)は17%で3位につけたが、ハタミ大統領の後継候補のモイン前科学技術相は13%と不振。キャルビ師は18日の記者会見で「選挙に不正があった」と抗議した。

前回のイラン大統領選挙時にはブログも書いてなかったし、注目してなかったのですが、やはり不正と言われていますね。まぁ日本の選挙も正しく行われていると言う保障もないのですが、選挙結果で流血の惨事が起こらないだけで。