タリバーン報道官、パキスタン国境地帯で拘束

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090818-00000009-cnn-int
イスラマバード(CNN) パキスタン北西部の南ワジリスタン地区を拠点とするパキスタンタリバーン運動」のウマール報道官が17日夜、アフガニスタンとの国境地帯で拘束された。情報機関関係者が18日語った。

ウマール報道官を拘束したのは、中央政府の管理からほぼ外れた部族勢力の自治機関の1つ。国境警備に不備が目立つことから、国境地帯はパキスタンとアフガンの両国で攻撃を実施しているイスラム過激派の潜伏先となっている

ウマール報道官は先日メディアに対し、死亡説が流れているベトゥラ・メスード司令官が生存していると主張していた。メスード司令官をめぐっては、ホルブルック米特使が17日CNNに対し、メディアに姿を見せていないことを根拠に死亡したとの認識を表明している。

【関連記事】
タリバーン、対抗勢力を襲撃 死傷者多数 パキスタン部族地域
・メスード司令官は病気も生存、回復すれば会見と タリバーン
・米高官、パキスタンタリバーン系指導者は「90%死亡」と
タリバーン指導者の有力候補に死亡説、内部対立か パキスタン

メスード(メフスード)司令官生存と主張の記事はこれですね。
メスード司令官は病気も生存、回復すれば会見と タリバーン
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090811-00000018-cnn-int

イスラマバード(CNN) パキスタン北西部にある政府直轄部族地域の南ワジリスタン地区に拠点がある「パキスタンタリバーン運動」のウマール報道官は11日、米中央情報局(CIA)の無人武装偵察機のミサイル攻撃による殺害説が流れているベトゥラ・メスード司令官に触れ、「病気だが存命している」ことを明らかにした。CNNに語った。

回復後、記者会見するとも述べた。司令官の現在の居場所には触れなかった。報道官の主張の真偽は不明。

米政府高官は先に、ミサイル攻撃による司令官死亡を確信しているとも述べていた。ミサイル攻撃を実施した夜は高温で、司令官は暑さを逃れるため義父の自宅の屋根ですずみ、持病の糖尿病が原因の脚部の痛みをマッサージしてしのいでいたとも描写していた。

ウマール報道官は、司令官が糖尿病を患い、義父宅へミサイル攻撃があったことは認めた。ミサイル2発の攻撃は今月5日にあったもので、在宅していた司令官の妻が死亡したとされる。タリバーン系勢力の構成員は当時、子供、女性が負傷したもののメスード司令官は無事だったと述べていた。

同報道官はまた、パキスタン政府が主張する、ミサイル攻撃で司令官の副官2人が殺害されたとの情報も否定、「プロバガンダ作戦である」と非難した。

同司令官死亡を確認するため、パキスタン政府は現在、DNA鑑定の結果を待っている。

パキスタンタリバーン運動」はパキスタン内で自爆テロなどの攻撃を重ねている。首都イスラマバード近郊のラワルピンディで2007年12月27日に起きたブット元首相(当時54歳)暗殺事件の首謀組織ともされる。

政府直轄部族地域はアフガニスタンに国境を接し、タリバーンの聖域ともされる。米軍は部族地域などがアフガンへの越境攻撃の拠点となっていると主張。無人機の越境ミサイル攻撃は昨年秋から加速し、ゲーツ米国防長官は先に、米軍の関与を認めていた。

これまでの死亡者は数百人規模とされ、民間人の犠牲者も多く、パキスタン国民の反発も強い。同国政府は主権侵害として攻撃停止を求めているが、内密には承認しているとの情報もある。

【関連記事】
・米高官、パキスタンタリバーン系指導者は「90%死亡」と
タリバーン指導者の有力候補に死亡説、内部対立か パキスタン
・アフガン作戦への支持率、4割に低下 米世論調査
・ミサイル攻撃でタリバーン系司令官も死亡か パキスタン
タリバーン系勢力指導者の妻死亡の情報 無人機のミサイル攻撃で

まぁ捕まったところでメスード(メフスード)司令官の生き死にには影響与えないでしょうが。