<IAEA>報告書に対してのイランの対応 厳しく批判

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100219-00000138-mai-int
 【ウィーン中尾卓司】国際原子力機関IAEA)は、イランが核兵器開発を進めている可能性を初めて指摘した18日の報告書で、核問題に関するイランの対応を「IAEA理事会や国連安保理決議の要求を満たしていない」と厳しく批判した。低濃縮ウランの国外加工計画をイランと交渉した米仏露3カ国などは外交攻勢を強めており、国際社会の危機感がIAEAの判断にも影響した形だ。 イラン核問題に関する報告書は、昨年12月に就任した天野之弥(ゆきや)事務局長体制では初めて。

 エルバラダイ前事務局長は、イランが核兵器製造を目指しているという疑惑で未解明点が多く残ることを認めつつ、「核兵器を作った証拠はない」と慎重な姿勢を貫いていた。これに対し、今回の報告書は「IAEAが入手した情報は、状況と一致し信用できる」として、核兵器開発疑惑が払拭(ふっしょく)されていない現状をはっきり指摘天野事務局長がイランに「核開発断念」を迫る強い姿勢を打ち出したことを印象付けた

 さらに「あらゆる核活動が平和目的だと確認するのに必要な協力をしていない」「保障措置協定の完全実施に向けた措置を講じるよう要求する」と強い調子でイランに迫った。イランに向けて、かなり明確なメッセージを発信したといえる。

 一方、昨年9月にイランがIAEAに申告した中部コム近郊の第2濃縮施設について、改めて申告の遅れを批判した。

 イランは07年3月、「建設計画立案の段階で申告しなければならない」とする現行の保障措置協定に基づく取り決めの一方的破棄を表明。今回は、以前の規定を根拠に「核物質を注入する半年前までに申告すればいい」と主張している。報告書はこれに対し、「保障措置協定の取り決めは一方的に変更できない。建設を決めた時点で申告する義務がある」とイランの対応を批判した。

 イランは、がん治療用アイソトープを生産するテヘラン実験炉の燃料用として、中部ナタンツでウランの濃縮度を3・5%から20%まで高める作業に着手した。IAEA査察官も18日、イランが濃縮度20%のウランを実際に製造したことを確認した。

 イランがこれまでに生産した低濃縮ウランの大半に当たる1950キロを従来の貯蔵場所から、20%への高濃縮化作業を始めた施設に移したことも明らかになった。IAEA査察官の監視下にあるとはいえ、イランは全量の高濃縮化を狙っている可能性があり、米欧などの反発は避けられない情勢だ。

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今のイランについて平均的な文章かなと思いますが、tyle="font-weight:bold;">イランは07年3月、「建設計画立案の段階で申告しなければならない」とする現行の保障措置協定に基づく取り決めの一方的破棄というのは、ニュース検索してみても
http://news-net.ddo.jp/cgi-bin/estseek.cgi?phrase=%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%83%B3+%E6%A0%B8%E6%96%BD%E8%A8%AD+%E7%94%B3%E8%AB%8B&perpage=100&clip=-1&navi=0&attr=&order=_date_
出てこないようですね。

後気になるのは、
IAEA事務局長と会談 「大変良かった」とイラン
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20100207/p1
と、この時はイランは満足げだったんですが、このあと何かあったんでしょうか。まぁ一介のニュース読みには知る由もありませんが。