米無人機空爆を批判 ゲーム機感覚は危険 国連報告書

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100605-00000048-san-int
 【ニューヨーク=松尾理也】国連人権理事会(ジュネーブ)のフィリップ・アルストン特別報告者は3日、米国などが実施している無人の軍用機を使った空爆について、法的根拠があいまいであるのに加え、多くの死傷者を出す軍事攻撃を、あたかも家庭用ゲーム機を操作する感覚に陥ってしまう危険性もあると批判する報告書を提出した。

 報告書によると、無人機を使った攻撃手法は、米国では2001年の米中枢同時テロ直後から開発が行われ、02年にイエメンで国際テロ組織アルカーイダのメンバー殺害に成功してから急増した。

 現在はアルカーイダやタリバンのメンバーが潜んでいるアフガニスタンパキスタン国境地帯を中心に実施されており、その件数はオバマ政権になってからさらに増加しているという。

 報告書は、米国の無人機攻撃は軍によって行われるものと中央情報局(CIA)によるものに分かれているとした上で、とりわけ後者は秘密主義が貫かれ、説明責任も果たされていないと非難した。

 さらに、無人偵察機を運用する技術はすでに約40カ国で保有されていることを明らかにした上で、中国、ロシア、イラン、イスラエルといった国はそうした偵察機に精密誘導爆撃能力を持たせる技術を開発中か、すでに開発済みだと述べ、無人機攻撃の技術の拡散に懸念を示した。

 自国兵士を失う危険なしに標的を攻撃できるこうした無人機の運用は通常、攻撃地点から何千キロも離れた場所からコンピューターのスクリーン上で行われることから、「操縦者がプレイステーション的感覚に陥ってしまう危険性を抱えている」とも指摘した。

 今回の報告書には法的拘束力はない

無人機攻撃もいつかは非難されると思っていましたが、一応来ましたね。アメリカの反論が載って無いという事は、完全無視なんでしょうね。