前原外相「南北対話なしに日朝対話は行わない」

http://www.chosunonline.com/news/20110117000008
韓日外相会談

前原外相、金長官に「少女時代とKARAの違いは?」と質問も

 日本の前原誠司外相は15日、ソウル市内で金星煥(キム・ソンファン)外交通商部(省に相当)長官と会談し、自身が年初から意欲を見せていた日朝対話について「南北対話が先に行われるべき」との立場を示した。

 この日来韓した前原外相は、会談後の記者会見で「延坪島砲撃事件などを踏まえ、北朝鮮と(日本と)の対話に先立ち、まず南北対話が行われるべき」とした上で「韓・米・日の3カ国が緊密に連携し、北朝鮮との対話を推進することが重要」と述べた。日本が韓国や米国と事前の協議なしに、北朝鮮による日本人拉致問題などの解決に向けて北朝鮮接触することはない、との点も強調した。

 金長官も「韓日両国は、南北対話が先行すべきとの点で共通の認識を抱いている」と述べた。前原外相はさらに「北朝鮮との対話のためには、北朝鮮がまずは非核化に関する約束を履行するという真剣な意思を、具体的な行動で示す必要がある」との考えを示した。

 ただし、前原外相は、北朝鮮の核問題をめぐる6カ国協議の推進と日朝対話に関する問題は、別々に進めるとの考えもにじませた。同外相は「日朝対話が6カ国協議の開催時だけに限られることはないと思う。6カ国協議の動きも踏まえつつ、適切な状況で行われるべきだ」と述べた。南北対話が日朝接触の先行条件ではあるが、6カ国協議の開催と日朝対話の前後関係には必ずしもこだわらないとの立場だ。前原外相は11日の記者会見で、6カ国協議とは関係なく「白紙状態」で日朝対話を進める意向を表明している。また、北朝鮮のウラン濃縮プログラム問題について、両外相は「北朝鮮のウラン濃縮活動は、国連安全保障理事会の決議や9・19共同声明に違反しているため、国際社会が断固として対応すべきだ」と共通の認識を示した。さらに、北朝鮮のウラン濃縮問題を国連安保理に提起し、制裁する問題についても話し合ったという。菅直人首相が昨年表明した朝鮮王朝儀軌など文化財の引き渡しについて、前原外相は「早期引き渡しの実現に向けて努力したい」と述べた。

 前原外相はこの日、金長官との夕食会で「少女時代」や「KARA」など最近日本で人気の高い韓国の女性歌手グループの話題に触れ「少女時代とKARAの違いをご存じですか」と金長官に尋ねる場面もあった。金長官が「よく分からない」と答えると、前原外相は「少女時代は9人、KARAは5人」と話すなど「韓流」に高い関心を示した。

金星煥外交通商部長官(左)と前原誠司外相が15日、ソウル市内の外交部庁舎で会談会場へ向けて移動している。/写真=李泰 景(イ・テギョン)記者

鄭佑相(チョン・ウサン)記者

朝鮮日報朝鮮日報日本語版

まぁ最後は韓国よりとされた前原外相っぽいですね。

ところで、韓国と北朝鮮の対話は
対話提案「応じない」=北朝鮮はまず責任認めろ―韓国統一相

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110118-00000086-jij-int
 【ソウル時事】韓国の玄仁沢統一相は18日、北朝鮮が今年に入り韓国に対話再開を呼び掛けていることについて、「北朝鮮は自分たちの挑発で韓国国民が犠牲になったことについて、何の責任も認めていない」と述べ、現段階では提案に応じない考えを示した。

 玄統一相は「韓国政府はこうした問題を論議するための(南北)当局者対話を提起したが、北朝鮮は答えをよこさない」と指摘。南北の本格的な対話再開には、
(1)哨戒艦事件と延坪島砲撃に対する責任ある措置と再発防止の約束
(2)非核化への誠意の確認―が不可欠との立場を改めて示した。

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とあったので、日朝の対話もだいぶ先になりそうですね。