戦闘の死者「1万人」=リビア反政府勢力

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110419-00000150-jij-int
 【ジュネーブ時事】イタリアのANSA通信によると、リビア反政府勢力の連合体「国民評議会」のアブドルジャリル代表は19日、ローマでフラティニ外相と会談し、リビアでの戦闘による死者がこれまでに1万人、負傷者が5万〜5万5000人に達したと述べた。会談後に記者会見した同外相が明らかにした。

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airさんがコメントでおっしゃるような傍観者の国民がいるかどうかはなかなか分かりませんね。アフガン、イラクと違って国際社会が内戦とすぐに認めたという違いはあるような気がしますが。

リビア空爆】英外相、リビアに軍事顧問団派遣

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110420-00000595-san-int
 【ロンドン=木村正人】リビアの最高指導者カダフィ大佐が同国第3の都市ミスラタで市民への無差別攻撃を激化させたことを受け、ヘイグ英外相は19日、軍事顧問団をリビア北東部ベンガジに派遣すると発表した。ジュペ仏外相は地上部隊の派遣を否定したが、20日付の英紙ガーディアンは英仏両国は軍事顧問団各10人を派遣すると伝えた。反体制派の劣勢を挽回するため、英仏両国が主導する軍事介入は新たな段階を迎えた。

 ヘイグ外相は、経験豊富な英軍将校による軍事顧問団を反体制派組織「国民評議会」の本拠地ベンガジに派遣し、部隊編成や通信、情報収集などの面で助言を行うと述べた。「市民保護」を目的にした国連安全保障理事会決議を「逸脱した」と指摘されないよう、「反体制派の軍事訓練や軍事作戦の立案・遂行には関与しない」とも強調した。

 英仏両国は昨年、軍事協力の強化で合意しており、ガーディアン紙は英仏両国は軍事顧問団各10人を派遣し、合同本部を設置すると伝えた。地上部隊派遣とは一線を画するものの、かつてベトナム戦争への米軍介入も軍事顧問団派遣から始まっており、英国内ではリビアへの軍事介入は拡大する可能性が出てきたとの見方が広がっている

 一方、カダフィ大佐側は「安保理決議に違反している」と反発。AP通信によると、リビア政府のカイム外務次官は人道物資を運ぶ車列の護衛でも「リビア政府は人道的な任務と見なさない。戦闘になるだろう」と述べたという。

 国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)や国連児童基金ユニセフ)によると、ミスラタはカダフィ大佐の部隊に包囲され、市民に対し無差別攻撃が行われている。市民の死者は260人を超え、少なくとも20人の子供が犠牲になったとされる。

 HRWは108カ国が全面禁止条約に署名したクラスター(集束)弾をカダフィ大佐側が使用したと非難しており、反体制派も英国などにミスラタの「人道危機」を訴えていた。

 北大西洋条約機構NATO)は19日、カダフィ大佐の七男ハミス氏が率いるトリポリ南郊の最精鋭部隊「第32旅団」本部や通信施設を空爆で破壊したと発表した。一部加盟国はNATOの要請を受け攻撃機を増派、ミスラタを包囲するカダフィ大佐側の戦車への空爆などを強化している。

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確かに今までも反体制派に明確に肩入れすることには慎重でしたが、
リビア空爆】「イタリアが武器供給」 近く輸送と反体制派
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20110418/p3
というのもあったのですよね。まだ問題は続きそうですね。

追記:
振動支援に関してはこんな記事もありました。
カダフィ政権、国連人道支援に同意

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110419-00000801-yom-int
 【ニューヨーク=柳沢亨之】国連のアモス事務次長(人道問題担当)らは17日、リビアの首都トリポリカダフィ政権のマハムーディ首相らと会談し、国連がトリポリを拠点に人道支援を始めることで合意した。

 潘基文(パンギムン)国連事務総長が18日、明らかにした。カダフィ氏側は、人道支援に対する一定の協力姿勢を示すことで、国際社会の圧力をかわす狙いとみられる。

 政権側と反体制派の武力衝突が続く西部の要衝ミスラタなどでは食料や医薬品が不足している。国連によると、リビア全体で人口の55%にあたる約360万人が今後、人道支援が必要になる可能性がある。

55%の人間はこの戦乱に巻き込まれていると見ていいのでしょうか。