アラファト氏の遺体検査へ=「毒殺説」解明目指す―スイス専門家

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120824-00000148-jij-int

 【ジュネーブ時事】スイス・メディアは24日、毒性の強い放射性物質を使った暗殺説が浮上しているアラファトパレスチナ自治政府議長の死因解明に向け、スイス・ローザンヌ大学病院の専門家チームが遺体を検査すると報じた。チームは遺体からサンプルを採取して分析、年内に結果が判明する見通しという。

しかし今更になって、ポロニウムが出てきて毒殺説とかふざけているとしか思えませんが。

2004/11
アラファト氏は血液凝固症候群=政府「毒殺」重ねて否定−仏紙
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041118-00000197-jij-int

 【パリ17日時事】18日付の仏紙ルモンドは、11日に死去したパレスチナ自治政府アラファト議長の病気に関し、議長の治療に当たった医師の話として、パレスチナでささやかれている毒殺説を否定、播種(はしゅ)性血管内凝固症候群(DIC)だったと報じた

 同症候群は、通常であればバランスがとれている血液凝固が大きく狂ってしまうもので、当初は微少血管の内部に微細な血栓が多数形成され、早期に進行して出血、その結果死亡に至る。同議長の場合も、DICを伴う血液細胞の変化が容体急変の原因であり、血小板の減少や出血で回復不可能な脳障害を引き起こしたという。

 17日付のカナール・アンシェネ紙は「肝硬変」との医者の話を伝えたが、ルモンド紙によると同病院の医師は「危険が伴うため肝臓の生体組織の採取ができず、厳密な意味で肝硬変と結論付けることはできなかった」と語った

 また、同病院の医師団は、診断に当たり同議長の過去の病歴に関するデータを要求したにもかかわらず、一切提出されなかったことに不満を示しているという。

 一方、パレスチナ筋によると、同議長の病名の開示を求め、数日中に自治政府の代表団がパリを訪れる予定。同議長の毒殺説に関しては18日、仏政府のコペ報道官が重ねて否定した。 
時事通信) - 11月18日7時1分更新

同じ月に毒物が出なかったとの報道もありました。
アラファト議長の診断書「毒物は検出されず」
http://www.asahi.com/international/update/1122/016.html

 故アラファトパレスチナ自治政府議長が入院していたパリ郊外のペルシー軍病院は22日、診断書を同氏のおいのアルキドワ・パレスチナ国連代表に手渡した。記者会見した同氏は「毒物検査では何も検出されなかった」と述べたが、パレスチナアラブ諸国で広がる「毒殺説」については「疑いが完全に排除されたわけではない。死因は明確にされていない」と話した。

 仏国内法は死因に関する情報の提供を家族に限っているが、軍病院は「おいも提供対象に含まれる」と判断。アルキドワ氏が診断書を受け取りに急きょ訪仏した。

 チュニジアに滞在中のソウハ前議長夫人も19日にフランスを訪れて診断書を受け取った。AFP通信によると、同夫人の弁護士は「おいは法律が認める公開対象に当たらない」と批判している。
(11/22 22:22)

パレスチナ人の信頼を得ている欧米の国というとどこなんですかね。フランスはもう失ったとしか思えませんが。