中国は空母の制動ワイヤーを手に入れたらしい(着艦成功)。

中国の空母で着艦が成功したそうです。

中国初の空母「遼寧」が艦載機の着艦に成功(11/23 18:50) (テレ朝news)

中国初の空母「遼寧」が23日午前、艦載機の着艦に初めて成功したと中国メディアが伝えました。

 中国メディアによりますと、午前、中国の戦闘機「J15」が遼寧の甲板への着艦に成功したということです。中国メディアは、「空母と艦載機の合同演習の技術的条件が完備され、遼寧は真の空母となった」などと報じています。ウクライナから購入した船体を改修し、中国初の空母となった遼寧は、9月に軍に引き渡され、就役しました。尖閣諸島問題や東南アジアとの領土争いを繰り広げている中国は、海軍力の増強を急いでいて、周辺海域での緊張が高まっています。

着艦できるようになるには相当な時間が必要と思っていました。以下のような記事があったからです。
2011/11

中国の空母に制動ワイヤーが足りない!ロシアは供与拒否、調達はほぼ絶望的―カナダ軍事誌(レコードチャイナ)


24日、中国の空母開発が大きな難題に直面している。ウクライナから購入した「ワリャーグ」に艦載機の着艦に必要な制動ワイヤーが ついていなかったのだ。中国がこれを国際市場で調達するのはほぼ不可能とみられている。写真は大連港に停泊中の空母「ワリャーグ」。

2011年11月24日、中国の空母開発が大きな難題に直面している。ウクライナから購入した「ワリャーグ」に艦載機の着艦に必要な制動ワイヤーがついていなかったのだ。中国がこれを国際市場で調達するのはほぼ不可能とみられている。カナダの軍事専門誌「漢和防務評論」がロシア当局者の話として伝えた。

【その他の写真】

同誌によると、中国はロシアから少なくとも4セットを購入しようと試みたが、ロシア側がこれを拒否。ロシア国防省と外務省の関係者はその理由について、表向きは「戦略性の高い兵器を中国に輸出することは禁じられている」としているが、実は中国がロシアの艦載用戦闘機「スホイ33」をコピーして艦載機「殲15(J−15)」を作ったことに腹を立てたことが原因だと同誌は指摘している。

制動ワイヤーの設計・製造技術は非常に高度で、今のところロシアと米国しかこの技術を持っていないという。ウクライナが旧式の制動ワイヤーを持っているようで、これを中国側に売り渡すことも可能だが、同誌は「中国がこれを基に独自開発に挑んでも相当な時間を要する」とした上で、中国の空母開発が大きな難題に直面していると指摘している。(翻訳・編集/NN)

また一つ不安が増えました。