SEALs team 6 の情報解禁?

以前このようなエントリを作りました。
米傭兵会社Blackwater 「アラブの春」照準 UAE首長一族と428億円契約
その中で
2011/05
■オサマ・ビンラディン容疑者を殺した闇の対テロ特殊部隊「SEAL Team 6」とは?

元海軍SEALの方に本記事向けにコメントをお願いしてみたのですが、ひとこと聞き出すのがやっとでした。「助けてやりたい気持ちは山々なんだが、Team 6のことはひとっ言も喋れないね。Team 6はないんだよ」

というくらい秘密だったそうですが、
2012/07

米海軍特殊部隊<ネイビーシールズ>現役少佐が「国家機密」を語り尽くす(週プレNEWS)
―1987年、日本人で元・米陸軍特殊部隊・グリーンベレーの三島瑞穂(みずほ)軍曹は「特殊部隊隊員は『サイレントプロフェッショナル(沈黙のプロ)』であり、墓場まで秘密を持っていく」とおっしゃっていました。しかし今回、映画『ネイビーシールズ』ではすべて本物、それも現役の隊員が出演しています。なぜでありますか?

少佐 人類の歴史は、もう何も隠すことができないところまできている。われわれの作戦も瞬時に世界中で報道される。政治家や軍人はマスコミの目から逃れられない。だから、そろそろわれわれの本当の姿を見せてもいいと思った。スーパーヒーローではなく、「静かに任務をこなす男たち」としてね。もちろん、敵を利する戦術面の情報は一切出していないが。

とあったので、事情が変わってきたのでしょうね。上の team 6 の記事の1年半後の記事。
2012/11

ゲーム制作で機密情報漏えい=特殊部隊員を懲戒処分―米
 【ワシントン時事】米海軍特殊部隊SEALS(シールズ)の隊員7人がビデオゲーム制作会社に機密情報を漏らしたとして、減給2分の1(2カ月)の懲戒処分を受けていたことが9日、分かった。7人はコンサルタントとしてゲーム制作に協力し、報酬を得ていたという。

 国防総省や米メディアによると、7人は国際テロ組織アルカイダの指導者ビンラディン容疑者の殺害作戦を実行したことで知られるシールズ「第6班」所属。上層部から事前の許可を得ないままゲーム制作に参加し、会社側に装備品を見せるなどしたという。ゲームは戦場を舞台に兵士の視点で敵と戦う内容で、先月発売された。

第6班と書いてありますが、team 6の事ですよね。存在認めてしまいましたね。

インテリジェンス―国家・組織は情報をいかに扱うべきか (ちくま学芸文庫)

インテリジェンス―国家・組織は情報をいかに扱うべきか (ちくま学芸文庫)

の本で、

シークレットとミステリー
→シークレット 相手国の兵器の数や規模など秘密ではあるが存在が確実なもの
→ミステリー 相手国の将来の政策や意図など存在自体が疑わしく誰にも答えられないもの。
本来インテリジェンスはシークレットに対する情報収集や分析を行うことはできるが、
ミステリーの領域までは踏み込めないとされる。
ジョセフ・ナイによると冷戦後の世界ではミステリーの分野が増えたことで、情勢の判断が難しくなっている。

とありましたが、シークレットが減っているという面もあるようですね。