<イラン外交官>解放され会見 拉致にCIA関与?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070413-00000141-mai-int
毎日新聞の方が長いのでそっちのほうを。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20070414k0000m030136000c.html

 【テヘラン春日孝之】イラク武装グループに拉致され、約2カ月ぶりに解放されたイラン人外交官が11日、外務省で記者会見し、「米国人が立ち会う中で電気ドリルを繰り返し足に突き刺すなどの拷問を受けた」と訴えた。イラン国営テレビは「拉致にはCIA(米中央情報局)が関与した」と報じたが、米政府は拉致事件への米国の関与を否定している。

 外交官はバグダッドのイラン大使館に勤務するシャラフィ2等書記官。医療団が付き添い、車いすで点滴を受けながら会見した。2月4日の拉致後、最初の8日間に拷問を受け、その後の尋問中も両足を縛られ、ケーブルなどで殴るけるの暴行を受けたという。シャラフィ氏はドリルであけられたという9カ所の傷跡を示した。

 拉致グループはシャラフィ氏にイラク国防省の身分証明書を示し、尋問に加わった米国人は自ら「米国大使館の関係者だ」と告げたという。尋問はイランがイラク武装勢力を支援している疑惑への質問に集中した。

 会見に先立ち、国営テレビは入院中のシャラフィ氏の映像を流し、足の傷などを示して「拷問を受けた」と報じた。国際赤十字委員会のメンバーはAP通信などに「拘束中にひどい傷を負ったことは事実だが、拷問によるものかどうかは確認できない」と述べた。

毎日新聞 2007年4月13日 22時40分

■米、武装集団にアドバイス?=イラン国内で秘密工作説
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070404/1175697263
とか、その下のほうの
■イランで米国人不明 元FBI捜査官、取材活動中
とか、
■米統合参謀本部議長、イラン政府のイラク介入説を疑問視
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070214/1171458191
とか、なんだか分からない怪しい情報が多いですなぁ。

<温家宝首相>国会演説の要旨

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070412-00000035-mai-pol

 12日午前に行われた温家宝中国首相の国会演説の要旨は次の通り。
■訪日の意義
 私の今回の訪問が氷を解かす旅になるよう願っている。友情と協力のために来た。両国の友好往来の時間の長さ、規模の大きさ、影響の深さは世界文明発展の歴史に類を見ない。
■歴史問題
 日本の中国侵略戦争は中国人民の心に言い表せないほどの傷と苦痛を残した。侵略戦争の責任はごく少数の軍国主義者が負うべきで、一般の日本国民も戦争の被害者だ。中国が歴史を鑑(かがみ)とすることを強調するのは、恨みを抱え続けるのではなく、歴史の教訓を銘記して未来を切り開くためだ。国交正常化以来、日本政府と指導者が何回も歴史問題について態度を表明し、侵略を公に認め、深い反省とおわびを表明したことを積極的に評価する。日本側が態度の表明と約束を実際の行動で示すことを心から希望する。
戦略的互恵関係
 両国指導者は戦略的互恵関係の構築で合意した。両国関係を新たな段階に推し進めるため
(1)相互信頼の増進
(2)小異を残し大同につく
(3)平等互恵、共同発展を目指す、などの原則を把握する必要がある。
東シナ海問題
 両国は係争を棚上げし、共同開発する原則にのっとって協議のプロセスを積極的に推進し、相違点の平和的解決のため実質的なステップを踏み出して(東シナ海を)平和・友好・協力の海にすべきだ。
■経済関係
 両国経済の発展は双方にとって脅威ではなくチャンスだ。まずエネルギー、環境保護、金融、ハイテク、情報通信、知的財産権などの分野で協力を強化すべきだ。
■地域協力
 両国は北東アジアの平和と安定を維持し、東アジアの地域協力のプロセスを推進する必要がある。エネルギーの安全、環境保護、気候変動、疾病予防、テロ対策、大量破壊兵器の拡散防止など地球規模の問題にも対応していく必要がある。
■台湾問題
 台湾独立は絶対に容認しない。日本側には台湾問題の高度な敏感性を認識し、(日中共同声明の)約束を厳守し、慎重に対処するよう希望する。
■国連改革
 中国は、日本が国際社会においてより大きな役割を果たしたい願望を理解し、国連改革を含む重要な国際問題と地域問題について日本側と対話を強化する用意がある。
■中国の発展
 中国は依然として発展途上国だ。社会生産力の発展に専念し、社会の公平と正義を推進しなければならない。平和発展の道を堅持し、調和のとれた世界の構築を推進していく決意は永遠に変わらない。
■結び
 日本には「風は吹けども、山は動かず」ということわざがある。両国人民の友好の土台は動揺することはない。アジアと世界の平和と発展のためにともに奮闘努力していこう。

温首相が原稿の一部を読み落とし、意図的との憶測も
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070412/1176396677
とかありましたがどこなんでしょうねぇ。

(ry
温首相の演説をめぐっては、歴史や台湾問題で厳しい表現が多かったため、日本政府が事前に「表現を弱められないか」と打診し、中国政府が拒否した経緯があった。
(ry

と書いてあったけど、そんなに厳しいかな。

イノウエ議員「終止符を」 決議案反対再び主張 慰安婦問題

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070413-00000008-san-int

 【ロサンゼルス=松尾理也】米下院に提出された慰安婦問題の対日非難決議案について不採択を求める書簡を関係先に送っていた日系米国人のダニエル・イノウエ上院議員ハワイ州選出、民主党)が今度はシアトルのワシントン大での講演で「日本の指導者はすでに数回にわたって謝罪している。外交の観点からは、こういった問題にはいつか終止符が打たれる必要がある」と述べていたことが分かった。

 講演は今月2日、行われた。同議員が、改めて決議案反対の姿勢を明確に打ち出したことは今後、採択の行方にも影響しそうだ。
 同議員は、米国によるハワイ併合をめぐって先住民に対する謝罪決議が米議会で採択された過去にも言及し、「今日、ハワイに独立や王制復活を望む人はほとんどいない」と、歴史問題にピリオドを打つ重要性を強調した。戦後一貫して日米関係を見つめてきた同議員は「日米関係はきれいに舗装されたハイウェイのようなものだと思ってはならない」と警告。良好な関係維持のためには両国がたゆまず努力して行くことが重要だと指摘した。

まぁそう思うんですけど、一部の人はいつまでも頑張るんでしょうな。

ソマリア内戦「最悪の事態」 首都で無差別市街戦

http://www.asahi.com/international/update/0413/TKY200704120312.html

 東アフリカのソマリアの混迷が深まっている。暫定政府を支えるエチオピア軍とイスラム勢力との戦闘は市街地での無差別攻撃と化し、赤十字国際委員会(ICRC)は過去16年間の内戦の中でも「最悪の事態」と表明した。暫定政府はそれでも国内の全宗派を集める和解会合を16日に開き、政権の正統性を訴える予定だが、開催は不可能との見方が広がっている。

 現地からの報道によると、首都モガディシオで3月29日から市街戦が始まり、戦車やヘリコプターも投入された大規模戦闘になった。今月1日までの4日間だけで市民を中心に約400人が死亡、約1000人が負傷し、路上に死体が散乱。2月以降の累積で首都人口の1割に当たる12万4000人が難民化したという

 今月2日にイスラム勢力の長老とエチオピア軍司令官が協議し、遺体などを片づける間の暫時停戦に合意。欧州連合(EU)や国連などは3日にカイロで開いたソマリア情勢会合で、過剰な武力行使による被害拡大の懸念を表明した

 昨年末、エチオピア軍に追われるまで首都を一時的に統治した「イスラム法廷連合」の首相に当たる最高評議会のアフメド議長は3日、朝日新聞の取材に対し、エチオピア軍は集団虐殺を犯したと非難。同軍が完全撤退するまで抗戦を続ける方針を示した。

 一方で議長は、暫定政府を支援する米政府の複数の外交官と最近、ケニアとイエメンで接触したことを明らかにした。議長はエチオピア軍の撤退を伴う和平交渉を提案。米側は同氏の個人的な和平努力は歓迎した一方で、「イスラム法廷連合」との交渉はしない姿勢を示したという。

 そうした中で米国務省フレイザー次官補(アフリカ担当)が7日、モガディシオを訪問。ユスフ暫定大統領らと会談し、国民和解と暴力の沈静化を求めた。米高官の訪問は、93年に同地で米兵18人が殺害された事件以来だが、米政府には特に事態収拾へ向けて積極介入をする意図があるわけではない

 アフメド議長は「ソマリアイラクと似ている。イスラム勢力が抵抗活動を主導しているのではなく、占領軍に対する民衆蜂起が起きている」「(米国など)外部からの支援がなければ、エチオピア軍は最長でも3カ月とどまれないだろう」と語った。

     ◇

 〈キーワード:ソマリア〉 人口約820万で大半がイスラム教徒。91年、反政府武装勢力によりバーレ大統領が首都を追放され、内戦状態に。00年に隣国ジブチにできた暫定政府と、支援するエチオピア軍の連合軍が昨年末、「イスラム法廷連合」から首都を奪取。国連特別代表は今年1月に「平和構築の絶好の機会」と宣言したが、イスラム勢力が反攻に出て泥沼化した。

北朝鮮エチオピアに武器輸出、米は黙認…米紙報道http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070409/1176068022
とかもありましたが、米は積極介入する意図は無いということですね。

安倍首相の台湾独立反対表明“拒否”、現地メディアが評価

http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070412id23.htm

 【台北=石井利尚】台湾では、11日の日中首脳会談で中国の温家宝首相が「独立反対を明確にしてほしい」と要請したのに対し、安倍首相が「台湾独立は支持しない」と述べて従来の立場を維持した点を評価するトーンの報道が目立った

 12日付の自由時報は「日本は独立反対表明を拒否、温家宝(首相)はつまずいた」との見出しで大きく伝えた。

 ただ、外交部(外務省)報道官は12日の記者会見で、「台日関係は日中関係(改善)の影響を受けるべきでない」とけん制し、安倍首相訪中時に盛り込まれなかった台湾問題が明記されたことへの警戒感も隠さなかった

(2007年4月12日20時6分 読売新聞)

まぁ台湾にはソフトパワー、中国にはハードパワーという感じでしょうか。

ロシア、ウラン濃縮施設にIAEA核査察受け入れへ

http://www.asahi.com/international/update/0412/TKY200704120273.html

 来日中のロシアのキリエンコ原子力庁長官は12日、東京都内での記者会見で、同国の民生用ウラン濃縮施設に国際原子力機関IAEA)の査察を受け入れると表明した。核燃料サイクル関連施設への査察受け入れは初めて。ロシアは、日本を含む外国からウラン濃縮を受託する計画を立てており、査察に応じることで核拡散上の懸念を払拭し、事業を軌道に乗せる狙いがあるとみられる。

 保有5カ国は、核不拡散条約(NPT)に基づく査察受け入れ義務がない。だがロシアは、米、中、英、仏が任意で受け入れる中、事実上受け入れを拒否していた。

 同長官は「ロシアでは原子力分野の再編が進み、施設を軍事と民生に分ける作業が進んできた」と述べ、「民生施設はオープンで透明性を持ったものでなければならない」と指摘。今年1月、東シベリアのアンガルスクにある民生用ウラン濃縮施設を査察の対象に含めるとIAEAに通告し、3月には査察官が実際に現地を訪れて査察範囲について協議を始めたという。

 日ロ両政府は2月、原子力分野での協力強化に向けて協定を結ぶ交渉を始めることで合意している。だが甘利経済産業相は、ロシア側に対し、「原子力協力を行うには、IAEAの査察が必要だ」と伝え、他の関係国からも、査察受け入れを求める意見が強まっていた。

 今回のロシアの査察受け入れで、大きな障壁が取り除かれる。キリエンコ氏は「今年中に作業を完了させたい」と協定の早期締結に期待を示した。

 プーチン大統領は06年1月、ウラン濃縮を各国から受け入れる国際センター構想を提案。日本も回収ウランの濃縮をロシアに委託する方向で検討していたが、ロシアの原子力分野の閉鎖性などが問題となっていた。

そうだったのか。知りませんでした。

読み飛ばした部分も報道 温首相演説で中国主要紙

http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070413/chn070413002.htm

 人民日報など中国主要紙は13日、新華社電を引用して訪日中の温家宝首相の12日の国会演説を掲載、温首相が読まなかった日本が「平和発展の道」を歩むことを支持するとの部分も伝えた。同部分を掲載していない大衆紙もあった

 演説は中国国内でも中継されており、関係者からは「国内で親日的と批判される」のを警戒して故意に読み飛ばしたとの見方も出ているが、中国外務省の劉建超報道局長は「議場で大きな拍手が起きたため、その部分を読めなかった。技術的な問題」と説明している。

 温首相が読まなかったのは「日本は戦後、平和発展の道を選び、重要な影響力を持つ国際社会の一員となった。日本人民が引き続き平和発展の道を歩むことを支持する」とした部分。

 温首相は昨年10月の安倍晋三首相訪中の際「日本の戦後の平和的発展」を評価する談話を発表したが、インターネットの書き込みでは批判的な意見もあった。(共同)

■温首相が原稿の一部を読み落とし、意図的との憶測も
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070412/1176396677
の続きですな。

イランのウラン濃縮、まだ初期段階=IAEA事務局長

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070413-00000281-reu-int

 4月12日、IAEAエルバラダイ事務局長はイランのウラン濃縮工場は、まだ建設の初期段階で濃縮ウランの生産規模より同国の意図が懸念されると述べた。先月16日撮影(2007年 ロイター/Herwig Prammer)

 [リヤド 12日 ロイター] 国際原子力機関IAEA)のエルバラダイ事務局長は12日、記者団に対し、イランのウラン濃縮工場は、まだ建設の初期段階で、濃縮ウランの生産規模よりも、イランの意図のほうが懸念されると述べた

 事務局長は「商業規模の生産についてはさまざまな定義があるが、イランはまだウラン濃縮工場建設の初期段階にある」と発言。
 「懸念されるのは、イランが商業規模の生産を行うことだけでなく、(ウラン濃縮の)背後にあるイランの意図だ」と述べた。

まぁどこかの国がイランに安全保障を与えられればいいんでしょうけど、たぶん無いですね…
他にも
<イラン核開発>濃縮施設建設の初期段階…IAEA事務局長
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070413-00000013-mai-int

 【ウィーン会川晴之】サウジアラビア訪問中の国際原子力機関IAEA)のエルバラダイ事務局長は12日、商業規模のウラン濃縮活動開始を宣言したイランの核開発について「ウラン濃縮施設建設の初期段階にとどまっている」と述べ、大規模なウラン濃縮活動開始には、まだ時間が必要との考えを示した。ロイター通信が伝えた。

 イランのアフマディネジャド大統領は10日、中部ナタンツのウラン濃縮施設で、商業規模のウラン濃縮活動を開始したと宣言、同所の地下施設でウラン濃縮活動に着手したことを示唆した。

 ただ、イランは地下施設に設置した遠心分離機の数など詳細な情報の開示を見送っている。核専門家の間では、イランが目指していた3000台規模での大規模ウラン濃縮活動開始までには、時間がかかるとの認識が強まっていた

以前は
ロシア高官が、イランのウラン濃縮能力に疑問を呈する
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070412/1176378810

(ry
「イランと国際原子力機関IAEA)の協力は続いている。ロシアは、IAEAの客観的な評価に基づいて方針を決める」と強調。ウラン濃縮能力についての裏付けが無いまま追加制裁論議に踏み込むべきではない
(ry

とかありましたしね。IAEAの情報は重要ですね。