<クラスター爆弾>中南米など4地域で、禁止会議開催の動き

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070605-00000012-mai-int

 【ジュネーブ澤田克己】不発弾が大きな人道被害をもたらしているクラスター爆弾について、中南米、欧州、アフリカ、中東の4地域で「禁止地域会議」を開催し、同爆弾のない「非クラスター地域」の拡大を目指す動きが始まっている。アジアでは既にカンボジアが会議を開き、賛同国を広げた。即時全面禁止の条約作りに難色を示す諸国への「包囲網」を作る動きとして注目される。

 現時点で日程が決まっているのは、8月23、24の両日、コスタリカが開く中南米地域会議。同国は中南米を「非クラスター地域」にするよう呼びかけており、ペルーとともに、域内各国への働きかけを始めている。

 昨年、議会がクラスター爆弾を禁止する法案を可決したベルギーも、9月下旬から10月にかけ、人道支援にも重点を置いた「欧州地域会議」を開く。コソボ空爆(99年)で使用されたクラスター爆弾の不発弾が大量に残るセルビアも、被害国として地域会議を今秋に開く意向を示した。

 関係者によると、エジプトでの中東地域会議や西アフリカ・マリでのアフリカ地域会議も検討されている。米国などにある「積極的なのは欧州の一部だけ」という批判を意識、条約に積極的な国は、欧州以外での支持獲得に重点を置いている。

 地域会議は今年3月、08年の条約作りをうたう「オスロ宣言」(2月)を受けカンボジアが初めて開いた。この結果、2月のオスロ会議では日本とインドネシアなど3カ国だけだったアジアからの参加国が、5月のリマ会議で6カ国に増えた。

 米露中が入らない有志国による新条約作りを進める「オスロ・プロセス」は、リマ会議で始めた禁止条約に関する議論を今年12月上旬のウィーン会議で再開する予定。これまでに条約に積極的な国を増やして慎重派への包囲網を狭めて勢いをつけ、来春には条約をまとめることを狙っている。

またまたクラスター爆弾ネタです。まぁ日本もクラスター爆弾を自衛用に持ってますから、いざとなったらクラスター爆弾ぶちまけて一時撤退するんでしょうなぁ。