ダライ・ラマ、欧州歴訪スタート…チベット支援訴え

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080516-00000017-yom-int

 【ボーフム(ドイツ西部)=中谷和義】チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は15日、ドイツ入りし、欧州歴訪をスタートさせた。

 3月に発生した中国チベット自治区の暴動発生後、初めての欧州訪問で、この日はメルケル独首相率いるキリスト教民主同盟のローラント・コッホ、ユルゲン・リュトガース両副党首らと会談。チベット問題をめぐる中国政府との本格対話に向けて、支援を訴えた模様だ。

 ダライ・ラマは、16日には当地で記者会見を開く予定だ。

と16日に報道があってなんか情報が出てくるかなぁと思ったんですが、とりあえず、
ダライ・ラマ、中国政府側と来月公式対話
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080516-00000066-yom-int

 【ボーフム(ドイツ西部)=森千春】ドイツ訪問中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は15日、独公共放送ZDFのインタビューで、「来月、(中国政府との)公式対話が行われる」と述べた。

 両者は5月4日に非公式協議を開き、近く対話を再開することでは合意していた。

 ダライ・ラマ14世の特使と中国政府側は、2002〜07年に6回の対話を行ったが、成果のないまま中断。

 3月の中国チベット自治区での暴動発生を受けて、国際社会に対話再開を求める声が強まっていた。

と、ありました。しかし特使との対話は今まであったのですが、肝心なのはダライ・ラマと直接対話をするのかと言う点だと思うのですが、どうなんですかね。あとは、

チベット旗、毛沢東がお墨付き…ダライ・ラマが秘話明かす
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080517-00000011-yom-int

 【ボーフム(ドイツ西部)=森千春】ドイツ訪問中のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は16日、ドイツ西部ボーフムでの記者会見で、チベット亡命政府のシンボルである「チベット旗」に毛沢東がお墨付きを与えていた、との秘話を紹介した。

 この旗について、中国当局が、「チベット独立」を求める証拠として敵視するのに対し、ダライ・ラマは共産中国建国の偉人である毛沢東を引き合いに出して擁護した形だ。

 ダライ・ラマによると、中国軍のチベット進駐後の1954〜55年、北京に長期滞在して毛沢東と会談を重ねた際、毛沢東チベット旗について、「中国国旗に加え、(チベット旗も)使い続ければよい」と助言したという。

とありました。証拠があればいいと思うんですが、それは多分無いんでしょうね。

しかしダライ・ラマと会談しているのは独閣僚らしいですね。ドイツ首相は東ドイツ出身で、人権問題には熱心と言う事で、
独首相、ダライ・ラマと会談へ 中国は猛反発
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070925/1190675620
とあったんですが、その後ドイツと中国は関係改善に向かったようですが、チベット騒乱後、
ドイツ、対中援助交渉中止を警告
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080321/1206123377
と、また強い調子だったんですが、今回は政治的意図でドイツ首相はダライ・ラマとの対談を避けたのか、単に日程が合わなかったのか分かりませんが。

イギリスに関しては13日には
政治指導者扱いせず=ダライ・ラマとの会談で英首相=有力紙
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080513-00000018-jij-int

 【ロンドン12日時事】12日付の英紙タイムズは、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と会談する予定のブラウン首相が、会談場所について首相官邸を避けることになったと報じた。ダライ・ラマを政治指導者とみなさず、チベット問題をめぐる中国とのあつれきを避ける意図があるという。

 同紙によれば、ブラウン首相はカンタベリー大主教の公邸であるランベス宮殿でダライ・ラマと23日に会う。宗教上の指導者とみなすためで、会合にはその他の宗教指導者たちも出席する予定。

【関連写真】〔写真特集〕チベット問題
【関連用語】「ダライ・ラマ
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とありましたが、その後
英首相、ダライ・ラマと会談へ=「政治色回避」に批判も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080518-00000037-jij-int

 【ロンドン18日時事】ブラウン英首相は23日、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世と会談する。3月のチベット暴動発生後、ダライ・ラマが外国首脳と会うのは初めて。しかし、会談は首相官邸でなく英国国教会カンタベリー大主教のロンドン市内の公邸で行われ、大主教も同席。会談実施に懸念を示す中国への配慮から、政治色をできるだけ薄めようとした結果とみられ、政府の姿勢に批判も出ている。

 ダライ・ラマ20日、英国入り。22日に議会外交委員会で中国の人権状況について証言した後、翌23日にブラウン首相と会い、「チベット情勢全般と、中国政府とダライ・ラマ側の対話推進」(同首相)について意見交換する。このほか、チャールズ皇太子や野党各党首とも面会を予定している。

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【関連用語】「ダライ・ラマ
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と批判もされてましたが、そもそも
ダライ・ラマの後継者決定方法 ダライ・ラマ本人の意見など。
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080115/1200409885
によると

私が米国の大学で語った「半分引退」というのは、主に政治的な役割についてだ。

とあるので、そんなにイギリス首相を批判しなくてもいいような気がしますが。まぁ今のところ情報はこれくらいですかね。