ベネズエラ、カリブ諸国への石油供給協定で新たな優遇措置

http://www.cnn.co.jp/business/CNN200807140016.html

ベネズエラ西部マラカイボ(AP) ベネズエラカリブ海沿岸諸国との間で締結している石油供給協定「ペトロカリブ」の加盟国会議が13日、当地で開かれ、同国のチャべス大統領は、加盟国の代金支払い条件を緩和するなど、新たな優遇措置を発表した。

ペトロカリブは05年、チャべス大統領の提案で成立した。この日正式にメンバーとなったグアテマラを含め、加盟国は現在18カ国。会議には11カ国の首脳と4カ国からの代表団が出席した。

ペトロカリブ加盟国は従来、ベネズエラから安価に輸入した石油の代金のうち、50%を90日以内に支払うことになっていた。新たな措置では、この率が40%まで引き下げられ、残りは1%の固定金利で25年以内に支払えばよいことになる。大統領はさらに、現在1バレル=140円台まで上がっている原油価格が1バレル=150ドルを超えた場合、代金の70%まで延納を認めるとの方針を示した。

チャべス大統領は同協定を「カリブ海中南米諸国の飢えを防ぐ盾」にたとえ、加盟各国の貯油施設建設などを支援することにより、供給量を目標値に近づける努力も続けると強調した。大統領はまた、同国の石油収入のうち年間4億6000万ドルを投じ、近隣諸国の農業を支援する基金を設立すると表明した。

チャべス大統領は一方で、「国際的な経済問題の原因は米国にある」との批判を展開。ベネズエラの油田国有化をめぐって補償を求めている米石油大手エクソンモービルが同国海外資産の差し押さえに成功した場合は、「米国への石油輸出が停止し、原油価格は1バレル=300ドルに達するだろう」と警告した。

なんか今日はどこでも取り上げられてそうなニュースが多かったのでこんなのを。まぁ

世界を動かす石油戦略 (ちくま新書)

世界を動かす石油戦略 (ちくま新書)

によると(この本何度も出してますが)石油は世界の裏から運んできても、輸送量は5%くらいで、誰かがどこかに売らないといってもほとんど意味が無いと書いてありましたが。

でも今では石油は投機資金で値段が上がってるようなので
原油高騰、主因は投機=OPEC議長
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20080625/1214403882
便乗で値段上がるかもしれませんね。