元タリバーン側交渉役の指導者を拘束 パキスタン
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200907270019.html
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090727-00000015-cnn-int
(CNN) パキスタン北西辺境州のスワート渓谷一帯で大量の避難民を出しているパキスタン軍とイスラム強硬派勢力タリバーンの衝突で、今年初めにいったん和平協定が成立した際、タリバーン側の交渉役を務めたイスラム指導者、スフィ・モハメド師が26日、同州内で当局に拘束された。同国の情報、警察筋がCNNに語った。モハメド師は州都ペシャワル近郊の町で、息子2人、友人1人とともに拘束されたという。州当局者らもペシャワルでの会見で拘束を認めたが、理由は明らかにしていない。
同師は、イスラム法施行運動(TNSM)と称するイスラム不法組織を率いる人物。過去にも収監されていたが、昨年、武装解除を条件に釈放され、今年2月には、政府がスワート渓谷でのイスラム法施行を認めた和平協定を仲介した。
しかし、和平協定は短期間で崩壊。同師は、政府側が協定を守っていないとして、協力中止を宣言していた。
2008/04
■武装勢力対応でタリバーン派指導者を釈放 パキスタン
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200804230007.html
(CNN) パキスタン新政権は21日、国内の武装勢力との対話に向けて、隣国アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバーンに近いスフィ・モハメド氏を刑務所から釈放した。北西辺境州の情報当局者が明らかにした。モハメド氏は米軍のアフガン軍事行動に対抗するため、何千人もの戦闘員を採用した人物。2002年、旧タリバーン政権が崩壊した数カ月後、脱出先のパキスタンで拘束された。6年間服役していたが、パキスタン政府に協力することで合意し、釈放された。
モハメド氏には釈放条件として、非合法化された同氏傘下グループの武装解除が課せられる見通し。新政権は、ムシャラフ大統領が達成できなかった北西辺境州の国民との関係改善を図る。
ただ、現地報道によると、モハメド氏の義理の息子にあたるグループ指導者は22日、北西辺境州のイスラム法導入に向け、引き続き政府との対決姿勢を示したという。
また今年2月の仲介というのは、
2009/02
■タリバーン、パキスタン北西部の「停戦」を宣言
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090216/1234786385
あたりからの
2009/04
■パキスタン大統領、北西辺境州のイスラム法適用を法制化
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090414/1239713876
とか
2009/05
■タリバーンが和平復帰求める パキスタン軍との戦闘が圧力に
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090528/p1
とかですね。
見出しの記事の「協力中止を宣言」というのは、見つかりませんでした。上のリンク集どおり、どちらかと言えばパキスタンではタリバンは不利で、タリバンの方が和平を求めていたと思うのですが。