ロシア、イランへのミサイル売却再検討で合意─イスラエル大統領=通信社

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090820-00000984-reu-int


 8月19日、イスラエルのペレス大統領は、ロシアがイランへのミサイル売却を再検討することに合意したことを明らかに。18日撮影(2009年 ロイター/Ria Novosti/Kremlin/Dmitry Astakhov (RUSSIA POLITICS)

 [モスクワ 19日 ロイター] イスラエルのペレス大統領は、ロシアがイランに対する最先端のS―300対空ミサイルシステム売却を再検討することに合意した、と明らかにした。インタファクス通信が19日報じた。

 イスラエルは、イランがS―300対空ミサイルシステムを入手すれば地域のパワーバランスが崩れる恐れがあるとして、ロシアに対して売却を再考するよう求めていた。

 S―300システムの売却は、ロシアにとっても米国との関係を維持する上で微妙な問題となっており、イスラエルはロシア政府に対し、イランに兵器を提供しないよう要請してきた。イランがS―300システムを取得すれば、核施設を空爆から防御することが可能だとされている。

 ペレス大統領はロシアのメドベージェフ大統領との会談の翌日、インタファクス通信に対し「この問題は、地域のパワーバランスに影響を与える恐れがあるとメドベージェフ大統領に説明したところ、大統領はこの問題を再検討すると約束した」と述べた。

 ロシア政府は、イランへのミサイルシステム提供に関して、公にはイランとの契約の存在をこれまで一度も認めていない。だがロシアのメディアは、契約は数年前に締結された、と報じている

【関連記事】
・大統領選デモの死者は当局発表上回る69人=イラン改革派
イラン革命防衛隊司令官、ムサビ元首相などの訴追に言及
・イランで拘束の英大使館職員など出廷、EU諸国は強く反発
・再選のイラン大統領が就任宣誓、会場周辺では数百人が抗議
・イラン最高指導者、アハマディネジャド大統領の再選承認

この件については以前こちら↓に書きましたが、
イランにミサイルシステム提供していない─露当局者=インタファクス
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20090416/1239831519
密約のようなものがあるが実際には納入できないと言う状況なんでしょうか。