ダライ・ラマ、11月に来日=公開フォーラムで講演―大阪

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100929-00000086-jij-int
 チベット仏教最高指導者のダライ・ラマ14世が11月6日に来日し、同7日に大阪青年会議所大阪市で開催する公開フォーラム「ピースカンファレンス2010」に出席する。同会議所とダライ・ラマ法王日本代表部が29日明らかにした。

 公開フォーラムは、同会議所主催の「世界学生平和会議」の一環として開かれ、ダライ・ラマは記念講演を行うとともに、パネルディスカッションに加わる。会議は11月2〜7日の日程で、日本を含む30カ国の大学・大学院生82人が参加する。

 日本代表部によると、ダライ・ラマは11月16日まで日本に滞在。愛媛県新居浜市での行事や、広島市で同12〜14日に開催されるノーベル平和賞受賞者世界サミット」にも出席する予定という。

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中国はダライラマノーベル平和賞受賞者世界サミットへの参加招聘を取り下げるように圧力をかけていましたが、ここは屈しませんでしたね。

またノーベル平和賞と中国の関係で言えば次のような記事もありました。
中国 ノーベル賞に圧力 選考委明かす 活動家の平和賞警戒

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100929-00000081-san-int
 【ロンドン=木村正人】ノーベル平和賞を選考するノルウェーノーベル賞委員会のルンデスタッド事務長が28日、産経新聞の電話取材に応じ、今年6月にオスロで中国の傅瑩外務次官と会談した際、傅次官が服役中の中国の民主活動家、劉暁波氏(54)を念頭に「(平和賞を)授与すればノルウェーと中国の関係は悪化するだろう」と露骨に圧力をかけてきたことを明らかにした。

 同事務長によると、同委員会は1989年にチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世に平和賞を授与しており、「賞の選考が中国の圧力に影響されることはない」と明言する一方で、「傅次官は会談で今年の平和賞を中国の反体制活動家(劉氏)に与えないよう求めた。『これは中国に対する非友好的な態度になるだろう』と述べた」と証言した。

 中国当局は人権活動家への平和賞授与を警戒しており、同事務長は「ここ数年、中国当局は何度も『いかなる反体制活動家にも授与するな』とアプローチしてくる」ことも明らかにした。

 平和賞は10月8日に発表される。推薦は2月1日に締め切られ、過去最多の計237の個人・団体から選考が進められ、劉氏は最有力候補に挙げられている。

 共産党独裁体制下にあったチェコスロバキア(当時)で基本的人権の尊重を訴える「憲章77」を起草して投獄されたチェコの初代大統領、ハベル氏らは今月、インターナショナル・ヘラルド・トリビューン紙に寄稿、「中国共産党一党独裁体制の廃止を求める『08憲章』を起草した劉氏は20年以上もひるまず平和的な手法で改革を訴えている」として劉氏に平和賞を授与するよう同委員会に求めた

 これに対し、中国外務省の姜瑜報道官は28日の定例会見で「私たちはこの問題でほかの国に対し圧力を加えるつもりはない」と同事務長の見解を否定した。

 劉氏は89年6月の天安門事件後に投獄され、その後釈放されたが、2008年12月、08憲章発表前に拘束された。今年2月、国家政権転覆扇動罪で懲役11年などの刑が確定した。

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劉暁波氏の刑が確定したのは、
2010/02
劉暁波氏の懲役11年確定=「08憲章」起草の反体制作家−中国

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100211-00000037-jij-int
 【北京時事】中国共産党独裁を批判し民主化を求めた声明「08憲章」を起草したとして、国家政権転覆扇動罪に問われた反体制作家の劉暁波氏(54)の控訴審判決で、北京市高級人民法院(高裁)は11日、劉氏の控訴を棄却し、懲役11年、政治権利剥奪(はくだつ)2年とした判決が確定した。

 判決は、劉氏が08憲章などで「政権と社会主義制度を公然とひぼうし、転覆を扇動した」と認定。「発表した文章はインターネットを通じて転載され、悪い影響を及ぼし、罪は重大」と指摘した。

 欧米諸国の大使館員は傍聴が認められず、判決を批判し、即時釈放を求める声明を発表した。香港メディアによると、毛沢東主席の秘書だった李鋭氏ら中国共産党老幹部20人が「判決は言論の自由を保障した憲法に違反する」と主張する公開質問状を出すなど、国内でも波紋を広げている。

ですが、ノーベル賞を受賞させると、劉暁波氏の方に圧力をかけたりしませんかね。ちょっと心配です。