イスラエル2004/03の子どもを使ったテロ未遂事件報道
■「人間の盾」で禁固3月 イスラエル軍事法廷
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20101122/p2
で触れた件ですが、まとめました。2004/03の記事なのですが、これ読んで変だと思いませんか?
■14歳が自爆テロ未遂、報酬2400円 パレスチナ
http://www.asahi.com/international/update/0325/008.html
ヨルダン川西岸パレスチナ自治区のナブルス近郊にあるイスラエル軍検問所で24日午後、ナブルスに住む14歳の少年が体に巻いたベルト爆弾で自爆しようとして捕まった。イスラエル治安当局の調べに、「100シェケル(約2400円)で請け負った。(殉教すれば)天国で72人の処女が待っていると言われた」などと話しているという。イスラム教の聖典コーランは、天国での具体的な快楽を記している。少年の行動について、パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハの武装部門タンジームが声明を出した。イスラム過激派ハマスの精神的指導者ヤシン師が22日にイスラエル軍に殺害されたことへの報復の一つとみられる。イスラエルでは少年が捕まってから爆弾を取り外すまでの一部始終がテレビで放映され、イスラエル首相府当局者は「過激派は子供を使ってテロを広げようとしている」と強く批判した。
少年は検問所に向かって走ってきたところを兵士に制止された。衣服の下に約8キロの爆弾を身につけているのが分かり、軍は周囲十数メートルを封鎖。ロボットを使って少年にはさみを渡し、自分で爆弾を取り外させた。
(03/25 12:07)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040325i203.htm
【エルサレム=佐藤秀憲】イスラエル軍は24日、ヨルダン川西岸ナブルスの検問所で、自爆テロを試みようとした14歳の少年を拘束した。少年は、大きめの上着を着て、検問所に近づいた。検問所のイスラエル軍が不審に思い、少年に離れた場所から制止を命じ、上着を脱ぐよう指示したところ、8キロの爆弾を体に巻き付けていた。イスラエル兵の近くで自爆するつもりだったという。パレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハの武装組織タンジムが関与を認めた。
■<パレスチナ>14歳少年を自爆未遂で逮捕 イスラエル軍(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040326-00000060-mai-int
【エルサレム樋口直樹】イスラエル軍は24日、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ナブルス近郊で、爆発物を身に付けて検問所に入ってきた14歳のパレスチナ少年を逮捕したと発表した。少年を使った冷酷な自爆未遂事件として25日のイスラエルのメディアは大きく報じているが、パレスチナ側からは「前例がなく信じられない」との戸惑いの声も上がっている。イスラエル放送によると、14歳の「自爆テロ犯」はこれまでで最年少。上着の下に約8キロの爆薬を縫い込んだベストを着込んでいた。検問所の兵士が挙動不審の少年を発見、離れた場所に連れ出し、少年自らの手でハサミを使ってベストの留め具を切り取り、脱ぐよう命じた。
少年は兵士らに「死にたくない」と漏らしていたという。イスラエル軍は、少年がパレスチナ過激派に小銭と引き換えに自爆テロを促されたとみている。イスラエル軍は今月中旬にも、同じ検問所からイスラエル領側へ爆発物を運び込もうとした12歳の少年を拘束したと発表したばかりだ。
相次ぐ少年絡みの事件はパレスチナ側のイメージを低下させているが、パレスチナ人ジャーナリストの間からは「少年を使った自爆テロは前例がなく、にわかには信じられない。2回の事件とも実際には爆発しておらず、詳細を確認することができない」と話している。
(毎日新聞)[3月25日21時15分更新]
http://www.sankei.co.jp/news/040325/kok036.htm
パレスチナ自治区のヨルダン川西岸ナブルス近郊の検問所で24日、自爆テロを図るため爆弾を縫い込んだベストを着たパレスチナの少年(14)をイスラエル軍兵士が発見、離れた場所から銃口を向けてベストを脱ぐよう指示し、爆発を免れた。イスラエル放送によると、14歳の「自爆テロ犯」はこれまでで最年少という。少年は逮捕された。
爆弾は8キロあり、ベストを針金で体に固く巻きつけられ、簡単に外せないようになっていた。少年はパレスチナ過激派に金をもらって自爆テロの実行を促されたとみられ、ポケットに100シェケル(約3000円)を所持していた。
イスラム原理主義組織ハマスの創始者ヤシン師の殺害後、イスラエル兵による検問はさらに厳しくなっている。(共同)
(03/25 08:22)
■14歳「自爆テロ犯」逮捕 イスラエル軍、未然に摘発(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040325-00000035-kyodo-int
【エルサレム24日共同】パレスチナ自治区のヨルダン川西岸ナブルス近郊の検問所で24日、自爆テロを図るため爆弾を縫い込んだベストを着たパレスチナの少年(14)をイスラエル軍兵士が発見、離れた場所から銃口を向けてベストを脱ぐよう指示し、爆発を免れた。イスラエル放送によると、14歳の「自爆テロ犯」はこれまでで最年少という。少年は逮捕された。
爆弾は8キロあり、針金で体に固く巻きつけられ、簡単に外せないようになっていた。少年はパレスチナ過激派に金をもらって自爆テロの実行を促されたとみられ、ポケットに100シェケル(約3000円)を所持していた。
イスラム原理主義組織ハマスの創始者ヤシン師の殺害後、イスラエル兵による検問はさらに厳しくなっている。(共同通信)[3月25日8時24分更新]
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040325-00000145-kyodo-int
【エルサレム24日共同】パレスチナ自治区のヨルダン川西岸ナブルス近郊の検問所で24日、自爆テロを図るため爆弾を縫い込んだベストを着たパレスチナの少年(14)をイスラエル軍兵士が発見、離れた場所から銃口を向けてベストを脱ぐよう指示し、爆発を免れた。イスラエル放送によると、14歳の「自爆テロ犯」はこれまでで最年少という。少年は逮捕された。
爆弾は8キロあり、ベストを針金で体に固く巻きつけられ、簡単に外せないようになっていた。少年はパレスチナ過激派に金をもらって自爆テロの実行を促されたとみられ、ポケットに100シェケル(約3000円)を所持していた。
少年は調べの後で釈放されたが、自分が爆発物を運んでいたことを全く知らなかったという。
イスラム原理主義組織ハマスの創始者ヤシン師の殺害後、イスラエル兵による検問はさらに厳しくなっている。(共同通信)[3月25日13時48分更新]
上の記事に一文追加
■自爆テロ、進む低年齢化 イスラエルは広報戦略(共同通信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20040328-00000088-kyodo-int
【エルサレム28日共同】パレスチナ過激派が、知的障害があるとみられる16歳の少年に自爆テロを実行させようとするなど、自爆テロ犯の低年齢化が進んでいる。イスラエル政府はこうした現象をメディアに積極的に広報する戦略をとり、過激派非難に躍起だ。イスラエル軍の統計によると、パレスチナ紛争が激化した2000年秋以降、18歳未満の少年による自爆テロは29件。実行前に逮捕された少年も40人を超える。
24日には、ヨルダン川西岸ナブルス近郊で少年(16)が自爆テロ未遂で一時拘束された。事件当時、14歳と報道された少年は検問所の軍兵士に制止され、身に着けた爆弾を取り外す一部始終がテレビで放映され、大きな波紋を呼んだ。
少年は、過激派組織から100シェケル(約2300円)の報酬で依頼を受けたとされ、イスラエル紙の取材に「学校で先生に『いいことをすれば天国に行ける』と教わった」と話した。(共同通信)[3月28日21時0分更新]