トルコ総選挙で与党圧勝、エルドアン政権の続投決まる

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070723-00000203-yom-int
読売新聞の方が長いのでそっちの方を
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20070723i203.htm

 【アンカラ=長谷川由紀】22日に投票が行われたトルコ総選挙(定数550、任期5年)は、23日未明(日本時間同朝)までに開票作業がほぼ終了し、地元メディアの暫定開票結果によると、与党の穏健イスラム政党「公正発展党(AKP)」が342議席を獲得して圧勝、エルドアン政権の続投が決まった。

 AKPの得票率は約47%で前回選挙(2002年)より13ポイント上昇。選挙制度の変更により、議席は改選前(352議席)より減少したものの、圧倒的な強さを見せた。一方、「イスラム化阻止」を掲げた最大の世俗派政党「共和人民党(CHP)」は111議席で、改選前(148議席)から大きく後退した。トルコ民族主義などを掲げる右派「民族主義者行動党(MHP)」は、議席ゼロから70議席を獲得、大躍進した。

 エルドアン首相は22日夜、アンカラの党本部前に集まった支持者を前に勝利宣言を行い、「われわれの民主主義は試練を成功裏に乗り切った。共和国の基本理念で妥協せず、経済、民主化改革を推進する」と述べ、改革路線継続を強調した。難航している欧州連合(EU)加盟交渉推進にも意欲をみせた。

 新議会の当面の課題は、AKPと世俗主義勢力との対立から断念に追い込まれた新大統領の選出となるエルドアン首相は、各派の合意を得られる候補を提案する意向を示しており、議会発足から30日間の期限内にセゼル大統領の後継が選出される可能性が高い。
(2007年7月23日11時2分 読売新聞)

トルコ与党、総選挙で圧勝の見通し=世論調査
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070720/1184947839
からもリンクを貼った
トルコについてちょっとまとめて書いてみようかと
http://d.hatena.ne.jp/navi-area26-10/20070605/1181052017
にある、
<トルコ>「大統領公選制」に拒否権発動
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070526-00000025-mai-int

 【エルサレム前田英司】トルコのセゼル大統領は25日、国会が今月10日に可決した大統領選出を公選制にする憲法改正案について拒否権を発動した。同案は国会に差し戻されるが、エルドアン首相は再度、採決にかける方針。次回、可決された場合には大統領は拒否権を行使できず、承認するか、国民投票に諮るか判断を迫られる。

 トルコの大統領はこれまで国会により選出される仕組みだった。しかし今回の大統領選で、イスラム系与党の公正発展党(AKP)が候補者にギュル外相を擁立したのに対し、世俗派の野党が反発して投票をボイコット。選挙が無効となり、国会は10日、大統領を公選制とする憲法改正案を可決していた。
(ry

ですが、大統領公選制を再度採決にかけるとすると、また可決されそうですね。そうするとイスラム系の大統領が誕生しそうなわけですね。